二十二繋目:明日の予定
「これだけ綺麗に切っているのでしたら加工も楽ですし、値段を少しだけ多めに支払っておきますね」
「流石フーラだな」
「はっはっは!もっと褒めるが良いのデス!」
フーラは少し褒めただけなのにかなり調子に乗っていた。
…まぁ、かなり便利な天啓だったのは認めるてるし、少しくらい調子に乗っていても別にいいだろう。
「またのご来店をお待ちしております」
カートールの声を最後に、私たちは再び城に戻った。
* * *
「人間の国の城は綺麗でいい所なのデス!」
「そうなんだ?…ていうか、フーラの種族分からないんだけど」
「我は天使と悪魔の混血児なのデス。まぁ天使の国の城にも悪魔の国の城にも入ったことは無いんデスけどね。唯一行ったことのある吸血鬼の城は……考えたくないほど酷ひどかったのデス…」
「私行ったことないから分からないけど、そんなに酷いの?」
「ところどころ血痕が付いていたり、血液のにおいが充満していること以外は普通ですよ」
ルーンも吸血鬼の城に行ったことがあるのか、私たちの会話に入ってそう言った。
「……取り敢えず人間と天使、悪魔の基準で言うとおかしいのは分かった」
「吸血鬼からしたらあれくらい普通なのでしょうね」
「……ずっといると吐き気がしてくるから吸血鬼の城は嫌いなのデス…」
本当に嫌そうにフーラが吸血鬼の城のことを語ったので、ヤバい所だという事は分かった。
「吸血鬼の城に入ったことは無いんスけど、民家はそんな感じッスよ」
「血液がいたるところについていたり、においが充満しているってことデスか?」
「そうッスよ。生きのいい血液は飛び散りやすいし、シミになったらなかなか取れないんッスよ。それに、血液は吸血鬼の主食っすからね」
「たまに考えるんデスけど、吸血鬼って血液以外口にしないんデスか?」
「基本的にしないッスね。血液だけで生きていくために必要な栄養を摂取できるらしいッスよ。なんなら進化の過程で血液以外を口にすると拒絶反応が出るらしいっス、試したことは無いから噂程度ッスけど」
「吸血鬼って種族は大変そうだな」
「血液は美味しいし飽あきないんで良い食べ物だと思うんッスけどね」
「……遠慮しとく」
「それじゃあ、私とシェリンは部屋に戻るから」
「わかりました。明日はダンジョンに行く予定は無いのでゆっくり休んでください」
「我も疲れたから休むのデス!」
「部屋に戻ろ、シェリン」
「わかったッス。なんもしてないけど疲れたッス」
「最近天音と遊んでないし、どっか行きたいなぁ」
「明日はやすみだって言ってましたし、どっか遊びに行くのはいいと思うッスよ」
「そうと決まったら準備しよ!」
そう言って私は天音のいる部屋の扉を開いた。
どうもLrmyです。
ボチボチ投稿頻度上げていきたいと思います(戒め)
最近小説を投稿しなさ過ぎてタイピングが下手になってました。
指が全く動かなくて我ながら驚き。
良かったら評価とブックマークをよろしくお願いします。
ではでは~




