前へ目次 次へ 14/16 その宣伝、危険です。 「異世界通販センターでーす。」 元気よく始まる魔界のテレビ。 「今回は!焼くだけ簡単!牛ステーキのご紹介です!」 ジュウウウと音を立てる肉。 「なんとこの商品、人間界から直送!柔らかくてジューシー!」 ナイフがスッと入る。 「見てください、この肉汁!」 画面には笑顔の人間。 —— 牛魔王城にて 「肉…」 牛魔王は、書類を整理しながらテレビを聞いていた。 「……」 「頼んでみるか」 ——その一言が、後の騒動の始まりだった。 ボソッと呟き、受話器をあげる。