表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/15

その商品、重複してます。

牛ステーキを食べる牛魔王を想像しながら、

入力を終える。


そして、また電話が鳴る。

「お電話ありがとうございます。異世界通販センター宇野が承ります。」


「牛ステーキを頼みたい。」


「かしこまりました。」と入力を進める。

「あと、内緒で頼みたい。」

「時間指定も可能でございます。」


住所を伺う。

入力の手が止まる。


「恐れ入りますが、お客様の種族をお伺いしてもよろしいでしょうか」


「牛魔王だ」


「……」


一瞬の沈黙。


「先ほどのご注文とは別件でお間違いございませんでしょうか」

「なんのことだ」

「……」


「こちらのご注文、内緒とのことで承っておりますが」

「そうだ」

「どなたに対してのものでしょうか」

「自分用だ。」

最近、食卓が緑だらけでなと牛魔王は続ける。


「……」


一瞬の沈黙。


「恐れ入りますが、同種族の食材となりますが」


「気にせぬ」

「……」


受話器を持ったまま、わたしは天井を見上げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ