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この壊れゆく世界でスキルを手に入れ生き延びる  作者: 小鳥遊ケイ
第一章 終わりの始まり
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第3話

顔を洗い、共働きの両親はすでに家を出ているので、一人で朝食をとっている。

食べ終え、食器を洗っていると、


【職業が決定しました】


と例の女性の声によるアナウンスが頭の中で聞こえた。

この頭の中で声が聞こえるというのも不思議なもので、けっして不快な感じではなく、

むしろ聞くことで気分を落ち着かせるような心地の良い声音なのだ。


職業はとても気になるが、ここで焦るのは何か良くない気がするので、意味もなく

余裕のあるフリを演じる。

食器を洗うことを優先し、食器を洗い終え、手を拭いて、何気なくリビングの

ソファに座り、足を組み、余裕のあるフリをしつつ、ステータスオープンと口に出す。


一体誰に対して余裕を見せているのだろうか?

決定した職業が変わることは無いのに、こうした方が良い結果を招くような気がするのだ。


~~~~~~~~~~~~~~~

名前:霧型 藤次

レベル:2

職業:管理人 New!

スキル:なし

SP:10

~~~~~~~~~~~~~~~


管理人というとあれか、マンションとかアパートなどにいる建物を管理している人のことだろうか?

職業の部分を押してみても、何か説明などが表示されるわけでもない。

だが、どう見ても、戦闘職ではない気がする・・・まさかこれはハズレを引いたのでは・・・。

嫌な予感がむくむくと首をもたげてくる。

いやいや、ハズレと決めつけるのはまだ早いだろう。

スキルを見てみようと、スキルの部分を指で触れると、職業スキルが新しく表示されている。


~~~~~~~~~~~~~~~

・管理人室 5SP New!

~~~~~~~~~~~~~~~


これだけだった。

ハズレ・・・という言葉がゆらゆらと意識を蝕んでくる。

い、いやいや、とりあえず取得してみないと分からないじゃないか!

勢いのまま、管理人室を取得する操作をした。


【管理人室を取得しますと、二度と戻せませんがよろしいでしょうか?】


二度目はくると思って身構えていたので、二重確認の表示がポップアップしてきても

そんなに驚くようなことはなかった。

それに考えてみれば、間違えて押してしまった場合にやり直せると思えば、二重確認は

ありがたい機能だ。

迷うことなくOKボタンを押した。


~~~~~~~~~~~~~~~

名前:霧型 藤次

レベル:2

職業:管理人

スキル:管理人室 New!

SP:5(10→5)

~~~~~~~~~~~~~~~


【管理人室を取得されたことで条件を達成しました。

 部屋作成、倉庫作成、家具作成が解放されました】


そんなアナウンスが流れ、スキル一覧に新しく3つの表示が表示が表れていたのだった。


~~~~~~~~~~~~~~~

・部屋作成 5SP New!

・倉庫作成 5SP New!

・家具作成 1SP New!

~~~~~~~~~~~~~~~


「ファッ! スキルが増えたッ!?」



【読者の皆様へお願い】


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