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この壊れゆく世界でスキルを手に入れ生き延びる  作者: 小鳥遊ケイ
第一章 終わりの始まり
23/67

第23話

初志貫徹しょしかんてつ

意味は、初めに心に決めたこころざしを最後までつらぬき通すことだ。


いろいろと情報を得たことで状況も変わり、非情ひじょうな選択ではあるが、仲間の救助きゅうじょや生存確認は

無理だと判断はんだんした。


だが、これからのことを考えて取るべきスキルは何も変わらない。

【両手利き】【運動】【目星】の一般スキルである。


目の前にマリアさんがいるが、彼女もオークを倒したことでレベルアップしたそうなので、

いろいろと悩みながらもスキルを習得している最中さいちゅうだ。


まず3SPを消費して、3つの一般スキルを習得した。

~~~~~~~~~~~~~~~

名前:霧型 藤次

レベル:4

職業:管理人

職業スキル:管理人室

        部屋作成 (作成済み)

        部屋拡張 LV1

        出入口作成

        部屋効果:回復

        家具作成:種別トイレ

        家具作成:種別キッチン

一般スキル:運動 New!

        目星 New!

        両手利き New!

SP:7(10→7) New!

~~~~~~~~~~~~~~~

一般スキルを習得したことで、ステータスの一部の表記が変わっていた。


周囲を見回してみるが、特にこれといって【目星めぼし】が働いているようには感じられなかった。

強いて言うならば、よくよく注意深く観察かんさつすることで、この不思議部屋の白い空間にも

ぎ目があることに気が付いたことくらいだろうか。

1m×1mの正方形のタイルがびっしりと隙間なくめられている感じ、で伝わるだろうか?

一寸パッと見ただけでは、継ぎ目がまったく無いように感じられる程度の継ぎ目だが、それに

気づいたことによって、よりこの空間が、人の手によって作られた空間ではないことが容易ようい

分かってしまう精巧せいこうさだ。


【両手利き】に関しては、スキルの効果による変化が分かりやすく、いままで利き手じゃないことで

不自由していたことの大半が、ゆっくりとではあるが、ほぼ出来るようになっていた。

だが、これもやはり慣れるまではしばらく練習が必要だと感じた。

一番嬉しかったのは、ここしばらくスーパーで生活しながらずっと練習はしていたのだが、食事を

ふつうに箸で食べられることだった。


ただ【運動】に関しては、まったく実感が出来なかった。

部屋で出来るような筋トレ、主に腹筋と腕立て伏せを100回ずつやってみたのだが、普通に

疲れるし、これといってすごい得意になったような感覚もない。

だが、【両手利き】で確実な変化があったように、実感できない部分で変わっているのだろうと

前向きに考えることにした。

それにしても、片手腕立て伏せ100回、疲れたぁ・・・。


残り7SPは、職業スキルを取ろうと思う。

だが、いまは不思議部屋にマリアさんがいるので、驚かせても悪いので、部屋を大きく

改装かいそうするようなスキル習得はいったんひかえる。

ただ、何を取るべきかを考えるのも楽しいので、いろいろと候補を考えてみるとしよう。

~~~~~~~~~~~~~~~

・部屋作成 (解放済み)

  ・出入口作成 (解放済み) 

  ・部屋拡張 3SP

  ・内装変更 2SP

  ・部屋追加 5SP

  ・部屋効果:回復 (解放済み)

・倉庫作成 5SP

・家具作成 1SP

~~~~~~~~~~~~~~~

まず今回、【倉庫作成】は確定で習得しようと考えている。

これはたぶん、外から不思議部屋へと生物以外の食料や品物を持ち込めるようになる

スキルなのではないかと予想している。

以前に自分の部屋で試したことがあるが、何も無い不思議部屋でも寝るための毛布や布団が

あれば便利だと思ったのだが、どうやっても毛布などを不思議部屋には持ち込めなかったのだ。


もしこれが予想通りの効果であるのなら、その効果は計り知れないだろう。

【読者の皆様へお願い】


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