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公園で余韻に浸っていたせいで、家に帰る頃にはすっかり暗くなっていた。
美女&イケメンの二人と一緒にリビングでステーキを食べる。
なんでいつもオシャレチックなご飯なんだろう。そして旨い。旨すぎる。ありがとうございます。
早々に食べ終わり、自室へ移動する。
さて、早めに無意識の自分にメモを……。
あ。
機械返してもらうの、忘れた。
なんという事だ。これじゃ週明けまでビックリマーク確認できないじゃないか!
頭の中で覚えておけばいい話なんだけど、めんどい。超メンディー。
まぁ、忘れたものは仕方ないのだ。早めに学校へ行って先生から取り戻そう。
気を取り直して。
実を言うと、休日にやることが何も無い。ことにゃんフラグが全く立ってないし、この状況でことにゃんを遊びに誘うのも不可能。
かと言って別のキャラクターを攻略するかというと、それは自分的に許されない。なんか浮気みたいだし。
じゃあ何をするのか、と考えた結果。とりあえず無意識の僕と1日かけて情報を共有する事に決めた。
明日の僕に執筆で伝える為、まずは白い紙を探さないといけない。
なんかあったかなぁ、と思った時。ふと、気になるものがあった。
机の上に置かれた、黒い日記。
本来は友好度の確認とセーブをする為に必要な日記である。しかし、機械の存在によってこの日記は役目を果たさなくなった。
書けそうな紙も見当たらないし、とりあえずこれを開いてみる事にした。
日記の表紙を右からぱらりとめくる。
右ページのど真ん中に、横書きでこう書いてあった。
『ようこそ、ミラクルプリンセスの世界へ!』
……なんじゃこりゃ?
もしかして説明書的な感じだろうか。続いてページをめくる。
『スマートビューの使い方』と書かれており、2ページに渡って絵柄付きで説明が書いてあった。あの機械、スマートビューって言うんだ。
流し読みをしていくが、すでにわかっている事ばかりが書かれている。
しかしセーブについてだけ、気になる事が書かれていた。
『ハードモードではセーブは禁止となります』
ミラプリにモードなんてのは存在しない。どういう事だろう。
このページでは注釈としてのみ書かれており、詳細は特に書いていない。
もしかするとスマートビューの説明終わりに書いてあるのだろうか。
そう思って早速、次のページをめくってみた。
真っ白。見事に、真っ白。
最後のページまでパラパラ確認していくが、やはり全て真っ白だった。
ようこそ、と書かれている割にスマートビューの説明しかない。ホントになんじゃこりゃ。
まぁでも、紙が真っ白な方が都合が良い。これを情報共有ノートにしてしまおう。
悩みながらつらつら書くこと10分。なんとか文章は形になった。作成した文は以下の通り。
「もう1人の僕へ。月曜と金曜と日曜の僕からのメッセージです。
ことにゃんと輝樹が仲良くなって大ピンチです。
明日、二人がアニメ映画を観ると言っていたので、もしゲームの記憶があるならワンチャンあるかもしれないので、映画館へ行って下さい。よろしくお願いします。
あと、何か変わった事があったら教えて下さい」
……なんだろう。改めて自分で読むとすげぇ適当な気がする。
考えてみれば、情報共有したい事なんて何も無いのだ。これで日曜日を迎えるのは流石に不安すぎる。
ならば、いっそのことストレートに。
「最後に、何か情報共有したいことや聞きたいことがあれば、日記で教えて下さい。よろしくお願いします」
うん、とりあえずオッケー。
……オッケーだよね?これで大丈夫かなぁ。




