私
数日前から仕事仕事で疲れていた。やっと仕事が終わり帰宅前にご飯食べようと思って、いつも皆で行く店に寄った。いつ帰るかわからないのに用意してもらったら悪いから、家ではあまり食事を取らないようにしている。
慣れた手つきで注文を済ませ届くのを待つ。あ、変装解くか。今日は出かけたままだったので色変えたままだ。
その時隣の席から楽しそうな会話が聞こえる。騎士団について話をしてる様子だったので変装解くのを辞め、時折聞こえてくる騎士への愛に耳を傾けていた。私も騎士なので悪い気はしない。しばらくすると酔いが回ってきたのか怪しい素振りになっている事に気付き心配をしていた。
「お兄さん1人?それ美味しそうですね。」
「リディア落ち着いて!」
隣の子に話しかけられた。食べますか?って聞くと食べるとの事であげる。食べている顔が可愛いな。もっと食べさせたい欲が出る。
美味しい!こっちも美味しいから食べて。はい、あーんって。恥ずかしながらそのまま食べると、凄く良い笑顔を見せてくれる。こういう子が側に居ると癒されるだろうな。でも騎士団の新人みたいだから一応上司だしダメだろうか…。
一緒に居た子に促され帰って行った。寂しさが残るがこれで良かったんだと諦める。また騎士団で会えるかな。と思っていたら、ただいまって戻ってきた。可愛すぎるだろ。悶絶しそうになりながらおかえりって迎える。
話が進むと私の話になった。私と言っても総団長の方。騎士服が良いらしい。好意的に見てくれてるし、このまま頂いちゃっていいのかな。
騎士服じゃないのに可愛い。初対面なのに大好き。どうしよう。ってリディと名乗る女の子が伝えてくる。あぁこれは頂く他無い。総団長なのは追々伝えるとして、本部にいるみたいだから色々守れるし…よし私のにしよう。
私もリディが好きだよって頬を撫でる。もう我慢なんか出来ない。お会計を済ませ宿へと連れて行く。
「好きなんだ。付き合って欲しい。」
「嬉しい。私も大好き。」
ギュッと抱きしめ口付けを落とす。夢中でリディを求め初めてだと気付き、大事にしようとさらに誓う。早く一緒に住みたい。初対面なのにこんなに惹かれるなんて初めてで自身も戸惑う。女性に対し執着心があるなんて思わなかった。
余すことなく頂き眠るリディを撫でる。無茶させ過ぎたかな。起きたら謝ってまたいっぱい愛そう。まさか朝いなくなっているとは思わず私は眠りに落ちる。
起きると冷たくなった隣。はぁ…もう会いたい。よし!職場に行こうと決め服を着替える。執務室に行かず本部へ向かうと部下達が何事かと焦っている。朝礼中リディを見つけ安心し、明日からココで勤務するねって上層部に伝えると大慌てになっていた。
何故?となっている上層部には会いたいからなんて言える訳もなく黙っていたら、さらに何事かと怖くなったらしく縋られたが濁した。理由も言わず移動してくる上司は嫌だよね。私だってそんな上司嫌だよ。
勤務後リディに会いに行く。私を見て驚くリディも可愛い。家でご飯を出してくれると聞き浮かれまくった。あぁ天使。その日も美味しく頂いてしまった。私って愛する人にはこんな感じになるんだなっと本当驚く。
次の日アイリス嬢とご飯に行くと聞きつけ、いつもの店だと思い仕事をすぐ片付け向かう。アイリス嬢が誰かを紹介しようかと言っているのを聞き慌てて止める。何度かケインと共にこの姿でいるのを見ているからか、すぐ私が誰か気づいた様で悪趣味だと言われた。
愛でる姿に意外と言われ驚きもしない。私だって意外だと思っている。リディには何でもしてあげたいし、全てを把握したいと思う私はもうリディを手放せないだろう。初めての想いに戸惑いながらも楽しい。酔ったリディを連れ帰り心行くまで愛でる。私に抱きつくリディも可愛すぎた。
私付きにリディがなった。もう運命だろう。他の男を名前で呼ぶのは許せず私も名前で呼んでもらう。心の狭い彼氏でゴメンと1人謝る。職場でも職場外でもリディに会えると浮かれていて、まさかの失態を犯してしまう。
今土下座で謝罪している。許してもらえるなら何だってする。捨てられたら私はもう立ち直れない。リディの居ない生活なんて想像もしたくない。何て事無いように許してくれノアが騎士服で無くても好きだと言ってくれる。リディの1番に慣れた気がする。
まさか付き合ってると思っていたのは私だけだった…遊びで手を出すような男に思われていたのかと勝手に傷つく。今日からは完璧にお付き合いを始める。早々に婚約して結婚しようと思っていたのに、公表はまだだと言われてしまい落ち込むがこっそり婚約しようと心に決める。
決めた私はすぐ美味しくリディを頂きロールキャベツも美味しく食べた。ベッドから動けないリディには、恨みがましく睨まれたがそれすら可愛い。直ぐ様デザートも頂き気を失うように眠ったリディを抱きしめる。朝起きると腕の中にリディが居て涙が出そうな程嬉しかった。
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ケインへの報告
「結婚するわ。」
「誰と?!そんな相手いた?あ、政略が急に決まった?」
「いや、彼女と。可愛くて可愛くて離したくないんだよね。」
「急過ぎる。意味がわからない。」
「何も聞いてない?アイリス嬢は本当口が固いんだね。大事にしなよ。」
「大事にしてるわ!ってアイリスは知ってるのか?まさか騎士団内にいるのか?!」
「今年入団した子。」
はぁ?て驚愕しているケインに、今度紹介するって約束し青龍騎士団から立ち去る。リディにいつ言おうかな。総団長でも自然に受け入れてもらえるまで、ドロドロに溶かしてからにしよう。まさかその直後浮かれきった己のせいでバレる何て微塵も思っていなかった。




