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騎士服を愛でたい令嬢は、騎士団に勤めたら溺愛されました。  作者: 漆原 凜


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3/21

謝罪

「大変申し訳ありませんでした。」


すいませんでしたと出勤してきたラナに土下座をする。許してもらえないかもしれないけど精一杯謝る。


「ちょっと!リディア落ち着いてよ!あの後無事に帰れたの?心配したんだよ。」


「…はい。」


本当?と聞かれ何度も頷く。言えない。あの人と宿にいただなんて…出来立ての友達には引かれたくない。


「嘘でしょ。目が泳いでる。もうリディアの事大体わかったから、何言われても驚かない。言って。」


「…朝目覚めたら宿に居ました。」


は?!本当に??大丈夫なの?1人で?とラナは混乱している。1から説明しラナに呆れられた。


「変な人だったらどうするのよ!危ないでしょ?良い人そうだったから無事だったものの殺されたかも知れないよ?!」


反省していますと謝る。今後飲み過ぎないようにしなよ!って怒られ、またお昼にと約束して解散する。嫌われなかった。良かった。



本部へ向かい先輩方とおはようございますと挨拶を交わしながら席に着く。


「今日総団長来ているらしいよ。」


「え?あの総団長ですか?」


そうってアイリス様が頷く。何も無いのに来てるなんて珍しい事もあるのねって言っている。私はまだ2日目なのでよくわからないが、ココには本当姿を見せないらしい。執務室か各団長の所にいる事が多いみたい。


朝礼が始まると総団長が前の方にいて皆を見ている。あぁ本当に尊い。今日も制服を着こなし凛々しく格好良い。スラッとした体格もさらに制服を引き立たせている。総団長の制服姿を愛でていると、こちらを見ている?そんな訳ないか。見納めかも知れないから見とかないと。


ふと手首を見ると赤い印が。こんなとこにも!朝家に帰りお布団に入ると至る所に赤い印があり恥ずかしくなった。ノアは跡をつけるのが好きなのかな?初めてだったのでよくわからない。ノアに優しく触られたのを少し思い出し赤くなる。


「リディア様?大丈夫?今日はこの仕事をしましょう。」


アイリス様に声をかけられ仕事集中モードに切り替える。教えてくれる事を忘れないように、ノートを取りながら必死でついていく。覚える事の多さに頭が爆発しそう。


お昼休憩に食堂に向かいラナと落ち合う。ラナも覚える事が多いと落ち込み嘆いている。難しいねと慰め合いお昼からも頑張ろうとお互い職場へと戻る。


昼からも覚える事は多く、泣きそうになりながらも聞き漏らさないよう頑張る。やっと勤務時間が終わり帰ろうと、騎士団の敷地外に出るとノアがいた。


「ノア!?どうしたの?」


「やり逃げされたから会いに来た。」


違う!そんなんじゃないと否定し、ノアに笑われる。わかってるよ。酔いが覚めて恥ずかしかったんでしょって。


「よく職場わかったね?」


「騎士団の話聞いていたからね。」


行こうって手を取られる。どこ行くの?と聞きながらついていく。繋がれた手は優しい。


「店がいい?家に来る?リディの家がいい?」


「私の家にくる?狭いけどご飯くらいなら出すよ?」


いいの?嬉しそうに喜んでいる。じゃリディの家に行こうって歩き出す。道案内をしながら途中、軽いおつまみとお酒を買い家を目指した。


「本当狭いからね。初めての一人暮らしだしまだお金無くて。どうぞ入って。」


「仕送りとか手助けは無いの?」


「騎士団に勤めたいって我儘を許してもらってるから、それくらいは自分でしないとね。」


急に目の前にノアが来て近いなと思ったら唇が重ねられ口づけをされる。エライねって頭を撫でられ、何事も無かったように荷物を置いて座っている。体の関係が続くのかな?でも聞けないな。


「ご飯作るからおつまみ食べて待ってて。」


「ありがとう。今日体つらくなかった?かなり無理させたから心配で。」


大丈夫ですと真っ赤になる。手で顔をパタパタしながら熱が冷めるのを待つ。


「美味しい!これだけ美味しい食事毎日食べられたら幸せだね。」


作り終わりどうぞと多めに出すと、思った以上に喜んで完食してくれた。作り甲斐がある。食べるノアは本当可愛い。また食べさせたい。


「また来てもいい?」


「いいよ。いつでも来て。ノアは何してる人?」


「…討伐とかする人。討伐とかしながら書類仕事とかもあるけど、現場が好きなんだよね。」


冒険者とかかな?自分で生計立てていると、書類とかも離せない業務だものね。


「今日仕事どうだった?本部とやらは嫌じゃなかった?」


「今日何と!尊い方が来たの!白の騎士服がとても素敵だったー。また来ないかな…」


その瞬間トンッと押し倒された。え?と思ったら唇が重なる。軽く啄まれ首元を手で支えられノアの唇が何度も降ってくる。私より会いたいの?って。何それ!可愛い!ギュッと抱きつくとノアも抱きしめてくれ、優しい口づけが降ってきた。


「尊い方は雲の上だもの。私には関係ないしノアが心配する事なんて何もないわよ。」


何故かノアは拗ねている。雲の上じゃないかもよ?って。そんな事あるわけない。泊まっていくと言い、ノアはそのまま本当に泊まって帰った。私達どんな関係なのかしら。


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