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騎士服を愛でたい令嬢は、騎士団に勤めたら溺愛されました。  作者: 漆原 凜


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お披露目会

「さぁ、リディアちゃん行きましょうか!私達が居るから大丈夫よ!!」


ノアのご両親に連れられ会場へと入る。両親が認めてる子だよって意味らしい。ノアが近くに居なくて不安だけど、2人ががっちり囲み不安にならないようにしてくれている。


参加しているのは見るからに高位貴族様達の集まりで緊張がピークに達する。それでもうちの嫁なの緊張してるのが可愛くてと様々な方に紹介してくれ、筆頭公爵家の方々が許した相手を表立って悪く言う人はいない。


あとからエスコートをする為にきたハルト様は私を離さないし、ずっと私への愛を垂れ流していた。ハルト様を交えて話をする度に、仲がよろしいようでと皆が若干引いていた。ハルト様に好意を持っていただろう令嬢達も引いていた。この人重すぎるからね。


ケイン様とアイリス様が挨拶に来てくれ、親しげにしていたのも効いている。騎士団の上層部の方達も参加をしていてケイン様がハルト様をからかって怒らせていた。本当仲が良い。また私の事を皆様にお願いをしていて、心から心配してくれているのだと感じる。


さらにハルト様の友人として現れたアレク殿下も優しくしてくれ、高位貴族の方たちに私を友人として紹介してくれた。先に婚約を公表していたラナが私を親友と言ってくれて本当に無敵だった。


「リディアは自分でこんなに素晴らしい方達と縁を結んだのだね。親として誇りに思うよ。」


ずっと高位貴族に怯えていた両親が、私を認めてくれた気がした。ノアに出会えたおかげだ。


「ハルト殿このコをよろしくお願いします。最初はよりによって何故高位貴族の方とって思いましたが、ハルト殿なら任せられます。幸せにしてやってください…」


お父様が泣いている…私も涙が出てきて止まらない。あらあらとお義母様が拭いてくれ、ハルトったら拗ねないのよって私をハルト様に渡す。お義母様がこのコはリディアちゃんが好きすぎるのよねって笑っている。お父様も泣きながら笑う。


ギュッと肩を抱いてくれ、何よりも大事なので当たり前ですって宣言している。優しい顔で涙を拭いてくれて、可愛いって頬を撫でる。両親達は心配無さそうですねって言いながら離れていった。


「疲れてない?」


あと少しだからねって。私は大丈夫と頷く。皆良くしてくれるので、全く疲れる事なくやっていけている。こちらへおいでと、お義父様にハルト様と共に呼ばれる。


「若き二人をこれからも見守ってください。」


2人頭を下げ拍手と共に無事お披露目会が終了する。来てくれた方達をお見送りし最後の方を見送った。はぁぁぁ…無事終わった。良かった。


両親達は先に奥に戻って行った。私達も戻ろうかって言うノアに抱きつく。お疲れ様って背中を撫でてくれ落ち着く。唇が重なりコレで思う存分リディを可愛がれるねと微笑えんでいる。お披露目会があるからと必要以上のノアとの接触を断り続けていたため、それも今日解禁らしい。


私疲れてるから…って言っても、リディは寝ててくれたら大丈夫だからって…寝かせてくれないくせに。非難を込めた目で見ても、大好きだよって口付けをされた。疲れるだろうからって明日から2日休み貰ってるから、一緒にゆっくりしようねと囁かれる。


色気満載のノアに手を繋がれ、いつゆっくりできるのだろうか…と半分諦めながらノアに部屋へと導かれる。ゆっくりできたのは明日から仕事だとなる夜で、体力おばけを恨む。私の休暇を返して欲しい。

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