求婚
「ラナ私と結婚して欲しい。」
「は?何故?」
我が家の庭で怪我まみれで何故か頬の腫れているアレク様に求婚されている。王族が何故怪我してて、我が家は何故それを放置しているの??何があったの?
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「我々に勝てない者にラナはやらん。」
「…勝てるはず無いよね?貴方がた最強の騎士家系だよ?」
「そんな気持ちなら諦めてくれ。」
幼い頃より私はラナが好きでいつかお嫁に来て欲しかった。でもラナの家は騎士で構成されていて、王子の私には不利だったが諦めきれず申し入れたら断られた。
ラナの結婚は父親である侯爵が決めると明言していた。私は騎士じゃないけど許されると勝手に軽く考えていて、この申し入れからラナを手に入れるまで、数年かかる何て微塵も思っていなかった。
何度挑んでも勝てないし、ラナには会わせてもらえない。何度諦めようかと思ったけど、私の隣にはラナが居て欲しかった。兄のように思われているだろうけど、私の後ろをついて回るラナは可愛くてずっと大事にしていた。
悪友のケインは早々に婚約者を見つけ仲良くやっているし正直羨ましい。王子なんだから好きな相手と結ばれるなど簡単だと思っていたのに侯爵家が恨めしい。特訓しては挑み、負けても挑み続けた。その間ラナに伝える事も許されずとてもツラかった。
ある日なんと結婚しないと思っていたハルトに彼女が出来て結婚すると耳にした。思わず問いただしに行くと、そこに彼女が居てハルトはとても大事にしていた。羨ましい!何故私だけ!権力を使っても効かないのはわかっているし、実力でいくしかないのだ。
通い初めて数年たったある日ついに一矢報いる事が出来た。涙が出そうだった。脳筋達に倒され続けツラかった日々が巡る。
「ラナ私と結婚して欲しい。」
そのままラナに求婚をした。信じられないという顔で見ている。君を手に入れるために頑張ったよ。私と共に歩んで欲しい。勝てて求婚出来た喜びから気が抜けて倒れてしまう。また取り消されたらどうしようと気を失いながら思った。
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「なんで私なんかのために数年間頑張ってるんですか!?」
アレク様が目を覚ました。私は泣きながら問いただすが、微笑みながら手を伸ばし涙を拭ってくれる。腫れた顔が痛々しい。
「泣かないでよ。やっと勝てたのに。私はラナにずっと横に居てもらいたいんだ。結婚してくれる?」
泣きながら私は何度も頷く。アレク様が倒れた後家族から今までの事を聞いた。まさか本当に倒した相手じゃないとダメとは私も思っていなかったから驚愕した。あれ例えじゃないの?と。脳筋すぎない?相手殿下だよ?殿下じゃなくてもダメだよ?
お父様は必ずアレク様は勝つと思っていた為、私の婚約者を見つけなかったそう。早く言ってよ。そこまで想ってくれる人はいないから大事にするんだぞって皆に言われた。
「アレク様大好きです。幼い頃からずっと好きです。」
私もだよって抱きしめてくれる。明日リディアに報告しよう。私も相思相愛の相手と結婚出来るよって。




