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騎士服を愛でたい令嬢は、騎士団に勤めたら溺愛されました。  作者: 漆原 凜


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16/22

お出かけ

「気をつけて行くんだよ?ラナ嬢から離れないようにね。勝手にウロウロしたらだめだからね?知らない人について行ったらダメだよ。」


「子供じゃないから大丈夫だよ…。」


ラナとお出かけする日、ノアが朝からずっと心配してくる。本当は決まった日からしつこかった。何とか一緒に行こうとしてきたが断り続け、やっと当日を迎えたがまだしつこい。


「ノアは仕事でしょ。はい!いってらっしゃい!」


先に押し出し支度をし待ち合わせ場所へと向かう。今日はラナとお買い物に行ってお茶をする予定で、ずっと楽しみにしていた。お友達とお出かけ出来る日が来るなんて嬉しすぎる。


ラナお待たせ!とラナの元へ駆け寄る。朝から邪魔が入ってと少し遅刻した理由を話すと、そうだと思ってたと笑ってくれる。神か。


「仕事が急遽入ってくれて良かったよ。本気で撒かないとダメかと思ってた。」


「なんか…大変だね。愛され過ぎるのも考えものだわ。」


さっ!気持ちを切り替えて行こう!と早速街に向かう。雑貨屋や服屋を巡り色々見ながら街歩きを楽しむ。お昼頃になり予約していたカフェに向かい席に案内される。


「良い感じのカフェだね。初めてきた。」


「アイリス様のおすすめなんだ。お兄様と来たことがあるみたい。あの2人なんだかんだずっと仲良いんだよね。」


ランチセットを注文し届くのを待ちながら、仕事の話をする。


「そろそろ慣れた?私全然慣れないのだけど。自分の出来なさに落ち込むわ。」


「ラナも?私もだよー。全然ついていけなくて泣きそうになるよ。思い描いてたより大変だった。」


わかるーと盛り上がる。すでに何人か辞めたみたいだよって話を聞き、勿体無いと驚く。せっかく騎士団に入れたのに辞めちゃうなんて。騎士服間近で見れなくなるよ?


「結婚しても仕事続けるの?」


「うん。そのつもりだよ。せっかく入ったのに勿体無くて辞めれない。」


「あの方は家に居て欲しいタイプかと思ってた。意外。私も仕事続けて良いって人と結婚したいな。」


私がしたいようにって感じだったよと話すと、なるほど。さすがリディア至上主義と納得していた。


「…そういえばアレク様って誰?」


ラナが目を見開く。あぁこの前お兄様が言ってたからかと納得しながら、殿下だよって。たまに家に来てるみたいだけど、特に会わないし本当わからないんだよねって少し淋しげに言っている。


「好きなの?」


ラナは小さく頷く。でもそろそろ踏ん切りつけないとダメかもって。王太子は別に居るので即位したら王弟となり領地を賜って臣下に下るらしく数年のうちには結婚するだろうと。


「私リディアみたいに相思相愛な結婚したいな。本当憧れちゃう。政略結婚でもそんな関係になれる人が理想だけど、本当お父様が何考えてるかわかんないの。」


今度リック様と出かけてみようかなって。良い人だし1度出かけてみてもいいんじゃない?と返す。偶然出会った相手と結婚する私にはなんて言っていいかわからない。ラナには幸せになってもらいたいのに。


「美味しかったね!また行こうね。」


うん!次はティータイムでも良いかもと盛り上がる。ティータイムのメニューも充実していて美味しそうだった。ノアとも行きたいな。


「今日はありがとう!楽しかった!私友達ってなかなか居なかったからリディアと仲良くなれて良かった。」


「そんなの私もだよー。また一緒にお出かけしようね。」


明日からも仕事頑張ろうとお互い励まし合い、じゃまた明日って解散する。ノア用にと買ったケーキを手に家へと帰る。今度ノアともお出かけしたいな。


その後無事に帰っただけで心底褒められ複雑な気分になった。

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