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旧在るべき形へ・A story for everyone  作者: 黄昏誘捕
第三章・百足の行進
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第三章十八話...熱

待たせたなぁ!何故こんなに時間が掛かったのは、私も就活で忙しくですね?でも終わったのでね、書き始めますよっと。

あと、長い間お待たせしてしまい、すみませんでしたm(_ _)m

 誰かの声が心に響き渡り、自分というなの水面に、波紋が広がる。



「私は......どうして......どうして......」

「彼奴、規格外…いい加減にしろよ。俺たち王を、力にだと?」

「文句が言えん、最悪な状況だぜ」



 思考回路が完全に停止し、灰へと朽ちて行く身体の何処を燃やして良いのか、それすら分からない。

 思考の残穢が、俺の何かを揺らすも、灰の世界に燃える物は生憎と一つすら存在しない。心を燃やし、灰になって、朽ちて逝くのに恐怖も後悔すらない。



「なぁ、紅爐。俺たちに、言ったよな」

「そうだった。でも、俺の切り札(カード)は......」

「あるの。思い出して」



 想い出す?何を?俺は受精卵の頃からの魂に刻まれた記憶がある。

 それを、その前を想い出すのか?......はは、違う、何か、俺は忘れている気がする。何それは何だ?何だ?何だ!





 夕日に背中を預け、腰を低くして構える。ジャラジャラと刀から吊るされた鎖と刀がユラユラと揺れ、小刻みに音を立てる。

 ──紅爐と二体二でこれだけの消耗、固有魔術を使う時が来たかっ!

 固有魔術とは、それは個人一人一人が持つ魔術。



 使わなければ理解出来ない魔術が大半を占めるも、例外はいつどの時代、世界でも存在するものだ。

 一度しか使用出来ない場合、"固有魔術"の事を知れば自動的に頭に入り込み、無自覚で内容を完全に理解する。



 固有魔術は己のサポートに使用され、得意事を表す様に性質を持っているので自分が得意な魔術を導き出し、伸ばす事ができる。



 空炎子の固有魔術は一生に一度しか使用出来ない制約を持つが、魔力が切れるまでの数分間はゾーンに入り、微量な魔力操作や異力操作が可能になり、火力を倍増する事ができる。

 余談だが、固有魔術は得意魔術の延長線上にある為、肉体強化と自身の事を洗脳する事が空炎子が得意とする魔術である。



「麗衣炙さん?だっけ?俺が戦っている間に逃げろ」

「無理だ。彼女は歩けない」

「折ったのか?」

「いや?車椅子から降ろしただけさ」



 何故だか思考が回る、過去の嫌な記憶が鮮明に思い出される。

 生まれた時から、俺は異能者として監視を付けられ、親から何も与えられず、聖堂協会と言われる場所で神父に成る為、勉強をする日々。



 最初は無意味な知識を付け、頭に必要ない情報を整理せずに転がすだけで、神何て信じちゃいなかった。

 神の慈愛など、愛を知らない私には理解など理解できる訳はなく、生きるといった行為に、理解など示すことが出来ない。



 父の愛に社会性を知るらしいが、私は父も母も生きる価値を感じない。私が成長する度、欲しい物を口にした私をドツク親は小さくなり、今私は十九歳、彼らは醜いしわくちゃの皮と骨の肉塊だ。



 何時しか能力の使い方を理解し、私は巨悪だった父と母を具現化して、人間の脳の形が宇宙の構造と似通っている事に気付いた。

 私は脳のニューロンを吸収、宇宙の基礎を構築し始め、掌サイズの小さな宇宙を完成させた。



「出来たぞっ」



 震えた。気付くと掌が汗でびっしょり濡れていて、冷めあらぬ興奮に身を任せて世界に干渉した。

 機械仕掛けの神の意(デウスエクスマキナ)を創り出し、平和な神との調和を可能とする世界を創り出した。



 生憎と私には"神代禱"を愛する人などいなかった為、神の信仰には全てを捧げられる。

 命、心さへも、今となっては躊躇は出来ない!!



「君達の義戦、全く感服する。世界が次に生きる世界にも、いて欲しい物だな」

「どうせ殺すつもりだろ」

「然り、君達は危険人物だ」



 身体熱い熱気を放ち、蒸気をユラユラと身体から立てる空炎子が立ち上がり、身元に赤い痣のような物が浮かび上がっている。

 歯を食いしばり、辛そうに炎を吹いた空炎子は地面を蹴って加速し、刀身を振るう瞬間に浮かぶもう一本の刀の塚を掴み、二本の刀を持ち合わせる力を全て込め────振るった。



「一刀流火焔尾・千戦龍鋼(せんせんりゅうこう)

「手数の多さは一流」



 白い肌の天使に傷を付ける事さへ許されない、事象を超越した親への恐怖心が具現化した白の天使。

 ギリギリで目で追えるハイスピードで駆け回る空炎子は、何も考えずに攻撃してる訳では無い。



 紅爐と火力では遥かに劣る事を確信した今、薄い正気の光であった火力で天使を殺す方法は通じない。

 進化前の巨人と対峙していた灰神零人でさへ、火力で天使を殺す事は出来ない。巨人にさへ通常時の火力では肌に傷を付ける事は出来ない。



 それを可能にしたのは蛇妬の眼球に寄り、弱点を導き出した後に開発した"万徠喝嶊"に寄る《《抉る》》事に寄って引き裂く方法をとった。

 本気の火力で消し飛ばす方法をとれば渋谷区、東京さへも塵芥と化していた。



 火力で勝てないのであれば、一部にダメージを蓄積さへる事で撃破する方法をとったが、その方法は悪手であり、身体を細くした天使が空炎子のスピードを上回り、瞬時に空炎子を引き寄せ巨大化した右拳が空炎子を吹き飛ばす。



 ブチブチと音を立て、千切れかける左脚や身体から、周囲に巻かれる返り血が麗衣炙の顔に付着し、ゆっくりと垂れる感覚を感じながら、麗衣炙は考えていた。

 ────紅爐様は何故、朽ちて灰になって行ったんでしょう?

 ただ一つの疑問、脳のエネルギーらしき物を屋敷で奪った時、廃人になる位で身体が朽ち果てることはなかった。確実に殺す方法をとったなぞ。



「こっちだ、化け物!」

「天使だ」



 人間ではなく、喰怒と言われる生物だからなのか。それとも、殺すしか方法はなかったのか。

 答えは一つ、覚醒しなかったから殺した。そう、麗衣炙は意味もなく自分の頭が議論するので結論を出した。



「命を賭けて、これか」

「そうかだな......!」



 飛び散った血液に空炎子は滑るのを禱は天使の視界を通して、確実に命を取れると確信し、天使の拳を使いって胴体を殴り付ける。

 千切れかけていた左脚が飛び、空炎子は原型を留めてはいるが、完全に意識を喪っているらしく、ピクリとも動かない。



「君の頭脳も、吸収させて貰う」

「今だっ!」



 背後から禱に向かい投擲される短刀はバリアをすり抜け、禱に突き刺さった瞬間、禱は理解する。

 ────バリアが!使えない!!

 突き刺さるのと同時に片脚で間合いを詰め、空炎子は刀を力強く振るう。



「"火剣術"!!・"火希竜人"!!!」

「有り得ねぇだろうが!!!!」



 防御に遅れ、一撃を受ける禱は歯を食いしばり、痛みに耐え、羽を硬質化させた先端で突く。

 が、戦闘経験は空炎子に遠く及ばず、簡単に流され更に一撃を振るわんとする空炎子に向かい無数に振り下ろされる拳は地面にクレーターを作り、赤く滲む地面を禱は見つめ、一言の後に目を見開き、状況を完全に理解した事により、禱の頭はパニックを起こす。



「紅爐寄りマシだったな」



 頭のパニックを、抑えるのは常人では難しいが、禱は学を持つ珍しい異能者。普段なら冷静に考えられることが出来るが、状況は理解した者だけがパニックを起こす例がない、宇宙が生まれた原初の世界含めた歴史上初の""異常事態""。



 学は監視と差別を受けがら、数年前に神父なった。

 この世界の優秀な異能は職に付けるのが速い、それ故に齢16で神父になった禱は勉学では天才の域に達する。



 そんな人物が、御大七家を調べず事を起こす訳がなく、制約に付いては記憶している。

 震えた声で、有り得ない者を目にした。



「ただいま、麗衣炙」

「く......ろ様?」

「紅爐で良い。もう、屋敷もなさそう出しな」


就活終わり


「お礼状?出すのだるくね?」(誘)

「出せねぇ人も居るんだ、止めとけ」(昏)

「三年で、終わるか?この調子なら!」(誘)

「五年は掛かる。確実に......」(昏)

「考えたら、満足しない?いやまじで!」(誘)

「早く書けよ。新規が最新話に追い付いてる時点で遅すぎる」(昏)

「速く書きたいんですけどね〜時間取れなくて〜」(誘)

「他作品、止めれば終わるぞ」(昏)

「ぐぬぬぬぬぬ......!!」(誘)

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