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旧在るべき形へ・A story for everyone  作者: 黄昏誘捕
第三章・百足の行進
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第三章第五話...祝福の名

麻里奈ちゃんの話、必要だけどもう少し深堀ってあげたかった。修正してもいいかも知れない。多分しない、回想で出す。......多分


失くした資料が見つかったので修正しました。すみませんでした!!これは明日の最新話でも報告します!!!

何も、何も、今にはない。誰も未来に夢を観る。それは、全人類に言える。

だったら、今の自分には、未来の憧れにはなれないのか?

疑問、全てを始めるきっかけだ。施設が何を目的に作られたのか、地球意思はなんかのかとか、器条件何て俺には関係ない。俺は、俺のままで。


「逃げて!」

「動けない......」


施設が燃えて、先生もいなくなった。沢山の子供達が死に、おれは雨の中を5648号に身体を引っ張られ、施設から見える大きな大樹に身をよ寄せていた。

子供の頃から思いではなく、何時も一独り余っている。そんな彼女は、おれを人にしてくれた。俺にしてくれた。でも、"死んだ"んだ。


「何が......起きてる............」

「反乱だよ。ごめんね、ちょっ」


瞬間、彼女の頭が弾け飛んだ。おれの身体に付着する血液と脳味噌が顔に付き、流れて落ちて行く。流れ落ちる鮮血が、おれと彼女の関わりが落ちて行く気がしたんだ。

彼女の手元からナイフが落ち、銃声の方から長い髪の拷問好きの先生の影が見えた。咄嗟にナイフを袖口に隠し、蹲る。

子供が、沢山死んでいるのに、大人は己の利益の為なら人を殺せる。黒人の王は同じ黒人との戦争の為に、金の為に自身の国民を売りさばいた。

元々貴族と市民、その下に奴隷があったそうだが、人間の下劣さが垣間見える。白人が黒人に対する差別は俺は見た事がある。


「この店から出ていきなさいよ」

「貴方と私と何が違うの?」

「鏡見なよ」


白人住宅地に車を走らせているだけで警察に呼びかけられ、暴言を吐く、それも拳銃に手を添えながら。嫌な笑い方をして、そのまま去って行く。

差別とはいけない事だとは、おれも思うけど、消えないなら全てを従わせて、消せば問題はないんだ。


「皆な殺して来た。あとは、お前だけだよレイト!」

「発砲しないのか?」

「弾は全て使い切った。でも、今のお前に何が出来る?それに、全てをお前と三番が計画したんだろ?頭がキレるのは、お前と三番だ」

「三番兄さんに何か言われたのか?」

「マヌケだとか、あの世で待ってるとか言われたよ」

「ふっ......兄さんなら言いかねないな」


枝の様に細い脚に力を入れ、何とか立ち上がるも首に蹴りを喰らい大樹に叩き付けられる。ズルズルと落ちる身体には力が入らず、首から下が一切動かせない。

自身の首に女性の細い指が食込み、皮膚を突き破って背骨まで到達した瞬間、おれは全身の力を抜いた。

立ち上がる際に飲み込んだものが胃袋で暴れ回り、血管が大きく浮き上がる。垂れ流しの血液の量が明らかに増し、軽く微笑んで見せる。


「はぁ......はぁ......なっ............」

「お前は、三手で詰む」

「蛇妬の......眼球」


首元から蒸気を噴き出し、肉が機械で野球ボールの毛糸を編む様に結ばれる。皮膚は手で隠し、完全に再生したと同時に顎を上げて先生を見下した。

異能者の血肉を取り込めば、異能因子に寄って人格を歪められ、死亡する。おれは死んだ。生まれ変わった。


「レイ......ト」

「異常プリオン、内蔵や脳に多く含まれるタンパク質であり、致死量100パーセントの病原体。放射線も加熱も効かず、病原体だ。コレは異能因子と同じとされ、生物でもねぇのに増える不思議な奴」

「死にたいのか?」

「腐った肉に含まれるのかは知らねぇけどな。日本で住んでいれば肉骨粉の使用が緩いから、関係ない」

「......」

「肝臓、クソマズだわ。吐きそう」


体から取り込んだエネルギーを放出、血液を高速で循環させる。身体には血管が浮かび上がり、赤く発光する。

9648号の能力は血液を消費させ、ホルモンを制作する能力。造血ホルモンエリスロポエチンやアドレナリン、脂肪からエネルギーを放出する闘争ノルアドレナリン、ストレスホルモンコルチゾール。


「覚醒物質、アンフェタミン。覚醒剤さへ制作できるこの能力、ヤバいな」

「お前ならほかのホルモンを知っている。死にたいのか?」

「血液中の赤血球を増やしたり、心拍数や血圧上昇。ノルアドレナリンの再取り込みを阻害し、身体にノルアドレナリンを蓄積させる。ダメ押しに血糖値も上昇でどうだ」

「どうなっている?エネルギー操作の応用で死なないのか?脳みその血管が破裂してもおかしくない」

「さぁな」


地面を蹴った先生はおれの額に一撃を浴びせ、おれは一歩下がった。額か凄い勢いで血がなれるのを見て、エネルギーを皮膚に被せて止血する。

殴られる直前に体のエネルギーを表面に上げ、ダメージを受ける部位のエネルギーを分厚くしたはずだったが、何故かおれは額に受けた。


「ナルホド、お前......異能者か」

「エネルギーを表面に流す事ができる。だからお前の防御壁を辛く。どんなにお前が強くとも、勝負ってのは殺せば勝ちで、死ねば負けだ」

「ならお前は死んで良いぞ」


9648号の腕を振るい斬撃を無数に放出、先生の背後で斬撃が跳弾を繰り返し、先生の首元に触れると同時に心臓にナイフを心臓に突き刺した。

先生の身体は放出されたエネルギーに寄って真っ二つに引き裂かれ、噴き出す血液を拭いながら、俺は彼女を持ち上げた。


「二手、多かったな。だが、お前の勝ちだ。"おれ"は、死ぬ。人格は崩壊し、おれと9648号との人格をかけ合わさった奴が産まれ、記憶は徐々に薄って往くだろう。だが、おれは......」


多雨が降る森を歩き疲れ、泥まみれの姿の俺を助けてくれる人は誰もいない。毎日、ナイフを片手にゴミ袋を漁り、食事する。

生臭い臭いが鼻につく、何度も嗚咽し、生きる為に捕食する。カラスや生ゴミ、時には犬等を食べた。警察から毎日追いかけ回され、生輪針に入って殺し合いもした。

寝る前、歌ってくれた歌を思い出して、意識を手放す。寝ている時は、一番快適か時間だった。そんなある日、俺を勧誘した人がいた。

一条エシリア、幼き()を育ててくれた。毎日嫌なことで泣き、能力制御も出来ない半端者。彼には、人生で一番の災厄が訪れた。

幼き声の持ち主は自身が求めた結果が、他者が求めた結果ではなく、一番の最悪だと理解した様だった。

殺し合い。彼の戦いは派手な技はなく、色んな小細工の戦法。だから彼には人気はなく、彼が仕える人には見合わないと計画された暗殺が、彼が努力した結果全てが無駄になった。


「......」

「最速タイム?」

「どうなっている?」

「話が違うじゃないか!」

「誰か彼奴を殺して来い!」

「金返せよ!」


暗殺を知っていたのは少年以外全ての者。

初勝利を収めても、料理は何時も寄り品が落ちる料理ばかり。

誰も祝福などなく、人気だった少年の死に嘆くばかり。彼の名ばかりの祝福は自身にも、他者にも届かない。

正義の味方の約束は、誰かを救う夢。

歓声を求め、自身の命を削り、自身の夢にさへ嘘を吐いた道化師の結果は、ブーイングが闘技場を包み込んだ。

地面は赤一色、誰の期待も祝福さへしない戦いは勝利とも言えず、敗北とも言えないこの戦いに意味はあったのかと聞かれると、そんなモノは有はしない。

これが、答えだろう。


「何の為に、何の......為に......生き残ったんだろう?」


そんな彼は月に手を翳し、月に独りで話し込む。

話と行っても、月が答えるわけではない。所詮は独り言なのだ。そんな虚しい事をしても、心の傷が少しでも癒える訳でも、殺した人達が生き返る事もない。ただの自己満足。

二人の命を貰って、生きて、その果てに手に入れたのは何もない。

認めて欲しくて、皆が憎くて、死にたくなっても貰った命は捨てる事が出来ない。薄れるヒーローの夢、それは青い薔薇を咲かせる程、この異能差別社会では難しい。

でも、終わる訳にはいかない。約束が、この身体を廻り巡って自身を滅ぼそうとも、叶えねばならない《呪い》の言葉。

1回10回100回1000回死にかけようとも、挫折を繰り返し、剣をとって前を向く。

そんな挫折している彼の手を差し伸べたのは、一人の少女。


「別に、意味なんてないんじゃない?」

「そ......っか。ないんだね、意味なんて」

「頑張って、この世界は受けてれくれるかは、分からない。綺麗な訳がないんだよ。だって、本に書いてある訳じゃない」

「......」

「何で、そこまで頑張ったの?」


彼の主。彼女は彼の事を信じ、喜んでいた。だが、本人には尊敬の念を抱いている事も、自分が買っている者の中で唯一、能力ではなく、根性だけで勝ち残った存在。

そんな彼に自身の思いを伝えるが、完壁には伝わらない。

認めて欲しかった。考えない様に、してきた。でも、思考に浮かぶ考えを頭から吹き飛ばす事が出来ない。


「役に立ちたかった」


捨てられた、要らない子だった。だからあんな地獄の牢獄に入れられ、拷問を見せられたんだ。

落ちて転がる千切れた細い血管をの束が連なる眼球が自身を見つめる光景が、削ぎ落とした限界の身体を持つ少年の眼にフラッシュバックして苦しめた。

英雄(ヒーロー)。そう言われたいから進む。子供も幸福は、至極単純な行動原理。褒められたい、その一心だ。

《奇跡》か《悪夢》かは捉え方次第、それはまだまだ咲かない不可能の象徴の青い薔薇には分からない。

消して届かない、届く筈のなかった瞬きの光に届いた彼の剣先は少ないながらも、喜ぶ人間がいた。そして、それ以上の、喜んだ人達含めて哀しむ結果を産んだ。


「役に立ちたかった、か」


自己犠牲は良くない、エゴだ。それは綺麗事だと言う人間は考えた事があるだろうか?エゴがなければ救える人も、救う事が出来ない。

人間は、エゴがなければ進む事が出来ない。少ない数の犠牲で、多くのモノが救えるなんて、素晴らしい事なのだ。

怖い、そんな恐怖心を押し殺して、関係がある大切な人達の為に、関係ない人達の為に、犠牲になるのはエゴの二文字で片付けて良いモノじゃない筈だ。

自己満足何て、人間が進む道には必ずあるモノだから。人を傷付ける言葉じゃない。

誰もが人が悲しむことはしたくない。傷付ける事も、嫌なこと全て、膨れ上がった何かが起こって浮かび上がる邪悪な感情何て、持ってるはずがない。

死にたい訳がないんだ、自殺する人だって。だって彼らは消えたいだけだから。

彼もドレスの《ブールローズ》の様に、枯れる事のない《無限の可能性》に懸けたい。


「じゃあ、私が結婚した時に、ライスシャワーと共に貴方の結界で降るブルーローズを振らせてちょうだい」


少年は考えて考えて、その結果皆の笑顔を選んだ。最悪の力を全て、消す為に。それでも、希望は残す。二度と喪いたくない、居るだけで楽しい、ようやく長い間を涙で頬を濡らした日々を払拭できる大切な存在《家族》を失わない為に。

それでも、最後の最期まで、彼は繋がりを求めた続けた。

何時か、いつの日か自己満足も自己犠牲も、エゴも少年と同じ様に、歓喜と祝福の象徴となる…………………………必ず来る日。


「それまでに、七家に入って強くなってね」

「お別れするの?」

「私の役に立ちたいなら、そこに行って、他の誰かの役にたちなさい。私達の様に戦えない人達もいる、だから、誰かのために戦いなさい」

「分かったよ。戦えない人の為に、戦うよ!」


彼は米が雨の様に降り注ぐ景色を歩く希望の存在。

だって、首輪を付けられ、命は灰よりも重さを感じない最悪の名を関した《人》は、幸福の名を飛んだブーケを手にした様に、貰ったBlessingなのだから。


「もう泣かないよ」

神と俺は同じく性格が悪いらしい。だが、神の方が性格悪いよな!

スイープ、いゃあこの時期にキツイでしょ


「まじで意図せずかぶったわ...」(誘)

「魔術とか異能結界ならFateのパクリだもんな」(捜)

「パクリ?オマージュです!オマージュ!!」(誘)

「差別系なのに何で伸びてるんのか分かんないな」(紅)

「段々とPV数が伸びる、理解出来ない」(玄)

「何でこんな物語が?」(蒼)

「僕が天才だからだよ」(誘)

「それは無い」(殺)

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