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旧在るべき形へ・A story for everyone  作者: 黄昏誘捕
第三章・百足の行進
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第三章第四話...未来の憧憬は青いか?

異能力の使用する力を異力量と名ずけました。魔力的な、ね?決めないと描きにくいし、間違ちゃってしゃーないじゃん。

ギリギリ、十八禁じゃないはず......表現してないし、隠してるし、、、

暗の中、闇を掻き分け進むと白いボックスの様な造形をした施設に到着する。その姿を見ると身体に冷や汗が流れ、息が乱れる。

そこは昔おれが暮らした、悪夢の遭遇。隣りには地球意思がゆっくりとドアを開ける。瞬間、嫌な懐かしさを思い出させる肉が腐り、蝿が(たか)る激臭が鼻につく。


「やめ......ろっ......」

「苦しそうだね、これが私の器を創るために生み出された思想支配施設か」

「何、嬉しそうな顔をしてやがる......!!」

「君がまるで、助けた子供達にありがとうと言われたようだね。でもね、私も生まれた意味を知りたいんだよ!新たな世界を構築する基盤とされ、君の眼球エネルギーを欲し、消えた私が、生まれた場所を私は知りたい!!」


言ってもらった、熊に守られた少女から。決めたんだ、誰も殺させない。殺させる訳には行かない、おれが、この世に生まれた意味を付ける為に。


「ありがとうございます、ママの事は悲しいけど、殺理のお兄ちゃんに出会えなかったよ。そのことに関しては、感謝してます」


「情報が入った。話しを聴けば、嫌になるぞ。晴人(はると)陽葉(ようは)は異能を持っている、だから差別を受けていたらしい。そこに、知能が高い熊、らしいな」


「村八分とやらだな、殺理はすんなり言ったんじゃあないか?虐待を受けて死ぬ有象無象などこの世に数え切れないほどいる。タチが悪い事に、自分自身が気付かない場合が多いのが現状だ」


喉が熱くなり、吐瀉物を撒き散らす。涙が溢れ止まらず、過去の記憶が何度もフラッシュバックする。意識が遠く、周囲も黒いモヤに包まれ始める。



部屋は大きく分けて三つ。一つは寝室、二つ目は喘ぎ声が聴こえる男の子禁制の部屋、三つ目は拷問部屋。

夜は女の子の鳴き声が五月蝿く、朝の食事は失敗や先生の言うことを聞かなければ何をされるか分からない。だが、明確に分かることがあった。それは、"死"。

自由なのは30分間の休み時間、名もない子供達はその時間だけが心の安らぎだった。不思議な事に、先生達は自分の意志を貫く者や、喧嘩することに関しては、口を出さなかった。

生まれてから目がない子がいた。そこの子の夢は、皆を明るい未来を見つめる英雄だった。過去のおれは、英雄何て物は興味なく、現実的だった。

性格は悪く、エシリアの場所に行くまでは正義も何も信じなかった。少数も救いたいあの子と、その子が歌う曲が今の俺を構成して、エシリアの所でようやく優しさってものを手にしたのかも知れない


「何ほざいてんだよ、どうやって見るんだって話だ。目がないお前に、それに特殊な力も、何も無いお前が、何を成し遂げる?寝言も休み休み言えよ!」

「目がなくたって、いずれ人を救ける!」

「何れだと?何時もおれ達の足引っ張ってるお前が、人を救ける何て不可能に決まってるだろ!」

「何だと!レイ!!てめぇ!」

「殺んのか?てめぇも転がる肉塊にしてやっても良いだぞ?早く来いよ6059号、先に一発打たせてやるからさ!!」


おれが来た日の昼間、皆が御飯を準備するのに対し、おれは配給など知らず、代わりおれの分を入れてくれることがいた。だが、その子はおれの分の配膳中、地面に御飯をぶちまけた。

最悪の事に、その子は拷問好きの先生の服を汚した。いや、おれへの見せしめに殺害された。皆は知っていた、気に食わない行動をしてしまったら死が待つと。

おれは知らなかった。察してはいたが、どんな"死"が待つのは予想してなかった。四歳のおれには、到底拷問何て言葉は出てこなかったし、そもそも知らない。

常に苛立っていたのかも、そう、今は思える。罪悪が、胸の中を暴れ回って誰かにぶつけたかった。壊したい、殺したいがあの頃のおれだ。


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「......処分して構わないね?」

「充分遊んだから良いですよ。子供も出来る日が近いので、早い内に処分して貰って有難いです」

「新入りが誤ちを犯してしまうのを、未然に防ぐのは先輩の仕事ですもんね」

「それに、異能者の子供は異能が遺伝子する可能が高い。もしも妖怪何て産まれたなら洒落にならないからな」


彼女は髪の毛を掴まれ、一室に入れられた。扉は完全に締め切られ、激臭と痛みに悶える彼女が、ドアが閉まっているのに精確に聴こえた。薄い壁越しに加えてドアが景色以外を塞がない、直接聴こえる悲鳴と肉が抉れる音が、耳に媚びり付いて取れない。

胸の中に思い物が伸し掛る、最悪感は今でも取れない。おれがいなければ、彼女は無惨な肉塊にはなり果てなかった。

その一日は皆が震えて眠れなかった。理由は単純明快な答えだ。一日中......彼女の絶叫だけが聴こえ、他の喘ぎ声や泣き声などは一切聴こえなかったからだ。


「あっ......」


そしてその先生が部屋を出る時、おれ達は......チラリと部屋の中が見えた。いや違う、見えたのでは無く、女性が"わざと見せた"が正しいだろう。

光景は一言で表すと"地獄絵図"であろう。その彼女の足の一部は骨が剥き出しになり、両目の眼球も無く片足も無い状態で、耳朶にペンが突き刺さっている。生爪も剥がされ、元々生爪が有った場所にはペンが突き刺さっていた。

彼女は、椅子に拘束されて逃げれなかったのだと悟る事が子供でも出来た。そして彼女は黒い瞳から、涙を流していた。

そして先生がおれに指を刺したこう言い放った。


「そこの御前!眼が気持ち悪い御前だよ!新入り......この世界は先生、私が

正義だ。私にムカつく事をしたらこうなる、部屋に入り見なよ」


眼玉が転がっておれの膝に当たった時は、意識が飛びかけた。今にも発狂したかったが、黒い瞳から涙が零れ落ちる姿を見ては、何も出来なかった。

昔から、俺は何が起きたかも分からず、何も出来ずに、泣いていた。


「はぁ!」

「何だ?何処狙ってんだよ。滓が、そんな程度でおれに相手出来るとでも思ったのか?何で勘違いしちまったんだ?!おれに勝てると!!」


拳が血に塗れ、地面に力なく転がる6059号。まるで、血に飢えた猟犬様に何度も何度も気絶した意識のない人間に振り下ろす拳は生々しい程に、世界の現実を子供達に伝えた。

力こそが全て。偉い人は言った「ペンは剣よりも強し」と。意味は力寄りも権力が上だと、身も蓋もない言葉は主人公の総理大臣が反乱する部下に言ったセリフ。

どの世界でも、強い力を持つものが持つモノが上に立てる。神はサイコロを振るう。他が信じられなくとも、世界は力を持つモノに味方する。


「知ってるか?間抜け。全ては生まれる瞬間に決まっている。努力すれば何とかなるとか、集中力が足りとか世間では言われてるらしいがな、どんなに努力して自分が勝ち取ったと言えど、決まってるんだよ」

「ぁ......ぁぁ............」

「努力出来る集中力も、遺伝子でな。お前は欠陥品に加えて、おれ寄り劣る劣等遺伝子に生まれた事に悔いながら、そこで咥える指も折られたまま!何も出来ずに朽ちて逝け!」

「ぁぁ!......っ......ぁぁ......あっ......」

「精々頑張れよ!ミジンコ!!......力の制御、難しいな。でも、おれは思う、何れ来る。ここまで増えた白人やアジア人、黒人全てを奴隷できる日が必ず来る」


頭を足で踏み付け、正義感などない。弱気者を踏み付け、先生にも噛み付くしまつ。薬を盛られ、日々日々体調が悪化し、腕や背中にメスを入れられる拷問を毎日受けた。

三日で全ての痛みに慣れ、出てくる御飯も拷問して死んだ子供達の売れなかった腐った部位を食わされ、何れ人間さへ美味しく感じてしまった。

拷問を受けて一週間、別の施設からおれの人生を変える子に出会った。その日は俺が施設に来て二週間が経つ日でもあり、衰弱しておれはまともに立てなくなっていた。


「君、名前は?」

「......名前はない。彼奴らから、レイトと呼ばれてる」

「元気ないね、病気?」

「ほっとけ......」

「夢はある?レイト」

「夢......?この世の全ての人類をおれに従わせる事だ」

「じゃあ君の夢は叶わないね。私が、君の夢を壊すから。そして、今から私が好きな絵本を読んであげる」

「聴けよ」

「知ってる?ロストメモリーって絵本を」


その日から動けない俺に毎日毎日、ロストメモリーを音読し始めた。歌も、絵も全てが彼女の夢だ。それをおれは真似をしているだけ、偽物に過ぎない。

今の俺は、彼女の性格への生き写し何だと今は思う。過去のおれは、彼女が言った事を実践して死んだ。


「生まれ変わったら、幸せになれるんだって。砂漠の国の伝説では、そう言われてる。でも......」

「新5648号、休み時間は終わりだ」

「はい!」


最近、体調不良が続いているので十話は更新は長くなると思います。すみません。


「ノってる、ヒャーハー」(誘)

「病院行け」(捜)

「頭痛いのに、各指が止まりません!」(誘)

「これ、主人公か?」(玄)

「さぁ?記憶飛んでるから知能が低下してるんだよね」(誘)

「次回も救いはありません」(蒼)

「被せた?」(紅)

「たまたまっス。二年前になるのかな?書いてたら某馬と被っちゃって、もう一回過去を書き直すのは面倒いから通したよ。これ、次回も言うから」(誘)


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