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旧在るべき形へ・A story for everyone  作者: 黄昏誘捕
第二章・戦艦グランゼロ
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第二章最終話...生きる権利

成績、皆は取っておうのだよ(俺、専門に行くために......足りてるよな?)

「どうして、紅爐様は規格外の異能の多さを持っているんですか?」

「話してなかったな」



 小さい頃、俺には産まれたいと言う夢があった。腹の中の記憶がある、そう誰かに言うと鬼城戦旗(仲間)以外は笑った。

 俺の能力は一つ、他の十四個は俺に後を託した兄や姉の物だ。定期的に幼い自分に語りかけられる夢を見る。たった一人の自分に自身を語られる事は、可笑しくなりそうだ。



「この世界を生きて逝きたいなら、無欲で無意味、カスな俺はどうすればいいのかな?」

「知らねぇよ、お前が知らねぇなら俺が知る訳ねぇだろ」



 三人に常に監視され、ソイツらは独自に話し続ける。腕に王冠をはめ、奴らは何かを待つまでいる。会話の内容からエックスデーが来る日、世界は滅びる。



「私の所為で......」

「ごちゃごちゃうるせぇ」

「まだか、ここまではその日がいつ来るか分からないぞ」

「速く目覚めれば、俺達は安泰なんだがな」



 兄達は優しくて、暗闇から俺を助けてくれた。10月24日、この日俺は産まれて兄貴も姉貴も全員死んだ。

 生まれる前の世界は、化け物が飢えていて、俺達を捕食しようと攻撃してくる。地獄の様な世界を俺達は、逃げる出した。暗闇から光に向かって。



 逃避行、この言葉が一番似合う生活だ。呆然と生まれたくて、母さんに会いたかったのに、生まれてから俺を庇って喰われた兄弟達は、母さんに殺されたことを知った。



 施設内で夢を見ていた、喜ぶ兄達は母さんに会うと喜んでいた。でも、母さんは長男の頭をバットで殴り、頭を、体を何度も殴り潰し尽くした。死体は犬が捕食し、脱糞して肉体は畑の栄養となった。



 性病にかかった母さんは俺を産むと、死んだ。何故兄達が俺を生かしたのか、異能が俺に行き着いたのかは知らない。でも、俺の命を捧げる日まで、ここまま。





 ずっとニコニコして、幸せそうに従う何て、まるで、まるで人間に操られる、家畜見たいだ。



 本当にさ、憎くて見てられない、俺も弟も妹も。いい歳になったら、女は親父に弄ばられて、毎日泣いて、要らなくなった殺される。今まで、産まれて来たかったのに、()ろされた子供に、与えてやりたい。



 産まれて来なくちゃ、こんな......正義と悪の狭間に紛れ混まずに、辛い想いも、痛い感情も胸の思いたい鎖も、押さえ付けられる鉄板も、感じずにいられたのにさ。何で、産まれたいととも、生きたいとも思ってさへいないのに、造った?



 痒い、痒くて血が流れても、どうも思はなかった。速く死にたいと思っても、生物が初めて与えられる聖書(DNA)に寄り、死を遠ざけ、恐怖する。

 壊れた精神、記憶障害持つ俺はガラクタ同然だ。愛されたいだけなのに、変わってしまった。変えられなかった。



 誰も教えてはくれない、誰が俺の中で、暴れ回っているのかを。透き通った、俺は誰にも見つけられない。息巻く全て、俺をイラつかせるもの全て、壊す!



「分かってるんのかよ、俺と殺り合う意味がさ!」

「うん」



 電柱に尾を括りけ、ダイナミックに移動する。能力の延長に寄り、身体を引き寄せ、隷歌の拳を高速移動で躱して横腹にカウンターの蹴りを入れる。

 口から血を吹き出す隷歌を民家に叩き付け、尾を脚に巻き付けて何度もコンクリートの地面に頭を叩き付け、宙へと投げ、腹に尾を突き刺す。



「今更何が出来る?言ったよな?首を突っ込むなって、だからこうなる」

「で、でも......」

「吐きそうだ、偽物の正義何てさ」


 学校に行かなくたって、独りきりでも愛されなくても、応援してるって言って欲しくて願って、あたりを見回しても誰もいなくて、謝る必要もなくて、悲しくして叫んでも、母さんは帰って来ない。



 母に抱き締められる夢を毎晩見て、温もりを感じたい。冷たい身体を起こして、周りが楽しそうに学校に通って、俺より凄い人達が俺を見下したって、皆といるのが心から楽しいと思いたかった。



 明日も、気っとずっと独りきりなんだ。期待されない、周りの人間は、誰かに愛されて、期待され、その背中に何かを乗せて上手く生きて行けるんだ。



「トドメだ、くたばってくれ!」

反転した力アッシュ・リベレーション



 尾が突如斬撃に寄り切断され、切断口から血を噴き出しながら跳ね回る。痛みは感じない、でも、胸の奥に何かが響く。



 被っているフードが風に靡くのを指先で摘み、取れない様にする。隷歌には誰かが治療している様で、クリスタルが輝いている。

 胸を撫で下ろし、切断された尾を切り離して代わりの一本を生やす。



「灰神零人か」

「事情は麻里奈ちゃんと龍心さんから聴いたよ、直ぐにこんな事をやめろ」

「辞めろ?無理に決まってるだろ?彼奴を殺す!それが、俺の行き証だ!!」

「そんな事......」



 毎日が辛い、ここまま生きていたら、君に恋をする。ここで死ななきゃ、俺は、俺は、生きたいと思ってしまう。

 土管で同い年の子が、笑って登下校するを観て、苦痛だった。普通に生まれれば、君に出会えず、大好きな母が遠くに行ってしまう。



 最近、黒いローブの人間が近ずいて来る。これは俺の死期が近い、分かってるんだ。この機を逃せば、俺は独り。



「死ね偽物」

反転した力アッシュリベレーション



 母さんが言った、一人一人が本来は生きる力を持っていて、権利があると。本当にあるのか?母さんは産みたくなかった俺を産んだ。出産は生命を揺るがす行為、それを自らやったとも思えない。



 抱き締められ、小さく単調な歌を歌ってくれて、俺はそれでも幸せだった。



「君は楽しく楽しく生きて行ける、全て全部愛せるよ」



 小さな布団の中が、俺の中の惑星だった。夜の光も、太陽もいつかは消える。その瞬間、命の蝋燭が短くなって、皿に固まった残りが少なくなって、消えた事さへ理解できない焔になって、俺はこの良から誰も知らない光になる。



 母さんが言った通り、俺は、大丈夫。でも、まだ、生きたい。そう思って伸ばした()は引き裂かれ地面に落ち、地面を赤く染めて跳ねて、痙攣して動かなくなる。



 体に力が入らない、寒い。動けない、手も足も痺れ始めてきた。本当に、無意味になる、母さんが残してくれたのに、全て無駄になる。



 今までは、埃だけの毎日だった。いつの日か、誰かが救ってくれると他人任せだった。何も知らない俺に、戻してくれると、小さい頃から歌を歌を歌い続け、自分の中でいずれか宝物が増える物だと思い、主人公を待ち続けた。

 でも、俺を待っていたのは、お求めてなどいない、死神だった。



 最後に殺してやりたいが、クソ親父は殺せない。アイツらが、好きだから。俺は結局、何を残せたんだ?要らない物は全て燃やした。

 正義ってなんだ?道徳は何だ?そんなの、あったら今の現状には至ってはいないか。全て偽物か。



「何で、逃げない?隷歌も臓器にダメージを受けてない、麻里奈もその気になれば殺せて、俺達からも逃げれたはずだ」

「この匂い......隷歌も......母さんと、同じ......」



 脱力感で身体が動かない、血を流し過ぎた。目も使えない、完全に積みだな。

 何も出来ない、しなかった。獣は、勇者に討たれた。ハッピーエンドじゃないか、何が文句あるんだ?素晴らしい物語だ。



 母さんの歌が聴こえる、今聴くと、俺と真逆な歌だ。そうだ、今ようやく分かった。母さんは、俺に生きて欲しかったんだ。自分の分まで、長生きして欲しくて、この歌を俺に歌ったんだ。

 シアワセの四文字はなかったけど、悪くなった。正しいさと正義を天秤に賭けた若さ故の誤ちか。



「灰神零人、失礼か......お兄ちゃんも死ぬ時死ねば良い」

「そうだな、そうするよ」



 持っと生きたい、何故こんなに寿命が短い?そうか、母さんか。



「君は何も悪くないよ」



 懐かしい匂いに包まれ、歌が大きくなる。誰かに抱き締め、段々と意識が遠のくと同時に走馬灯が巡り、自身の消滅を認識する。



 暗闇を中を進み、小さく積み重ねられた小石を倒しながら進み、数回大きな図体を持つ何者かにぶつかりながら進むと、脚に冷たい液体が脚に付着する。



 小さな光に照らされ、深い川に足を沈ませる。一歩一歩踏み出し、記憶が蘇り、父に愛されていなかった事を憎み、赤色の泥まみれになったパーカーを強く握り締め、砂嵐にも似た粒子となって行く身体が許す限りにオレは進んだ。



「............」



 隷歌の悲鳴にも似た声がコンクリートで造られた室内に響き、俺の鼓膜を大きく揺らした。



 何も知らない彼を、俺は何故か、手遅れだったと確信できる。俺の人生に突如現れ、陽炎の様に俺を揺らして、命を消した。

 彼は何が目的は、殺してもう事だった。彼の生きた意味は悲しい、それでも彼には意味があった。



 彼が隷歌に渡した日記には、最近記憶が飛ぶ事や母の事、家族の事を書いてあった。表だって生きて行けない、人の権利を持たない子供達の為に何かするべきなのかも知れない。



「父に愛されなかった、夢がない現実は非常だな」


次回から第三章、皆見てくれよな。次回、ストック。


「お前、九話で物語完結できるか?」(紅)

「二万文字以下っしょ?超余裕よ」(誘)

「高校生の奴だろ?」(玄)

「そうそう、これを見てる高校生もカクヨムでやってるイベントに参加してみてくれ」(誘)

「何で宣伝してるの?」(蒼)

「同じ歳で小説書いてる奴が近くでいなくてね、多くの奴を沼に引きずりこみたいなっと」(誘)

「小説に能のリソースを取られているのに小説を進めるのか......」(憑)

「「では、第三章でお会いしましょう」」

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