↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紗奈と安心の物語  作者: たい


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
48/63

温泉街散策


第四十八話では、雪の温泉街を散策する四人を描きます。


旅館の外にも、冬ならではの景色と楽しみが待っていました。


朝食を終えた四人は、


旅館を出て温泉街へ向かった。


外へ出た瞬間、


冷たい空気が頬に触れる。


「寒いー!」


美咲が肩をすくめた。


「さっきまで暖かい部屋にいましたからね」


悠斗が笑う。


雪は小降りになっていた。


けれど道の両側には真っ白な雪が積もっている。


「綺麗ですね」


莉奈は辺りを見回した。


旅館の並ぶ通り。


雪をかぶった屋根。


立ち上る湯気。


どこを見ても冬らしい景色だった。


「まずは温泉街を一周しようか」


紗奈が言う。


全員が頷いた。


ゆっくり歩きながら、


四人は景色を楽しむ。


途中にはお土産屋も並んでいた。


「見て見て!」


美咲が最初に足を止める。


「もう?」


紗奈が笑う。


「だって気になるもん」


店先には地元のお菓子や工芸品が並んでいた。


美咲は目を輝かせている。


「帰る頃には荷物増えてそうですね」


悠斗が言う。


「そんなことないよ!」


その返事に全員が笑った。


温泉街の中心まで来ると、


小さな広場が見えてきた。


中央には雪をかぶった足湯がある。


「入っていこう!」


美咲が言った。


「少しだけなら」


紗奈も頷く。


四人は足湯に腰掛けた。


温かいお湯が足を包み込む。


「気持ちいい……」


莉奈は思わず息を吐いた。


冷えていた体が少しずつ温まっていく。


「ずっと入ってられそう」


美咲が言う。


「観光が終わらなくなりますよ」


悠斗が苦笑した。


穏やかな時間だった。


足湯を楽しんだ後、


再び散策を始める。


しばらく歩くと、


温泉街を見渡せる小さな橋へ出た。


川からは白い湯気が立ち上っている。


「写真撮ろう!」


美咲がスマートフォンを取り出した。


四人は橋の上で並ぶ。


雪景色を背景に一枚。


川を背景に一枚。


何枚も撮影した。


「いい写真だね」


紗奈が微笑む。


「今回もアルバムが増えそうです」


悠斗も満足そうだった。


その時だった。


美咲が急に立ち止まる。


「どうしたの?」


莉奈が聞く。


美咲は通りの向こうを指差した。


「あれ!」


全員が視線を向ける。


そこには温泉まんじゅうの店があった。


「なるほど」


悠斗が納得する。


「絶対寄る!」


美咲は迷わなかった。


結局、


四人で温泉まんじゅうを食べることになった。


出来たては温かく、


とても美味しかった。


「幸せ……」


美咲が満足そうに言う。


「それ、今日何回目ですか?」


悠斗が笑う。


温泉街には笑い声が響いた。


少し休憩した後、


四人は次の目的地を確認する。


午後は展望台へ向かう予定だった。


雪景色。


温泉。


仲間との時間。


どれも特別だった。


そして旅はまだ続いていく。


そこではどんな景色が待っているのだろう。


期待を胸に、


四人は再び雪道を歩き始めるのだった。


第四十八話のテーマは「寄り道の楽しさ」です。


予定通りに進むだけでなく、気になった場所へ立ち寄ることも旅の醍醐味。


そんな時間が思い出をさらに豊かにしてくれるのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。