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——————————てる
————————してる
——————愛してる
——————愛してる
——————愛してる
————愛してる
————愛してる
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——もう誰もいなくなった夜の村を、一人の女と黒猫が踊るように駆けている。
クスクス、クスクス。
くすぐるような笑い声、軽やかな足取り。一人と一匹は、今日も楽しげに夜を舞う。
人の気配の消えた家々の間を走り抜け、
農具の置き去りにされた畑でくるりと身体を翻す。
夜は好きだ。
人々の悲哀も、憎しみも、全て隠してくれるから。
そしてそれら全てを、月だけが暴いてくれるから。
だから彼女は今日も夜に踊るのだ。
今日も愛を唄うのだ。
——と、村の一角、そのはずれ。
不自然に焼け落ちた小屋の前で女は足を止めた。
そして何かに気づいたように、月を見上げ静かに微笑む。
「あら、また私の愛すべき『踊り手』が現れたようね」
紅い瞳に荒れた大地が映る。
祈りが途絶え枯れ始めた地に、それでもなお種を蒔く女の姿。
「荒れ地に咲く悲しき母の祈り——いいわ、あなたもまた血を捧ぐのなら、受け入れましょう。だって私は、あなたのその悲劇すら、愛しているんだもの」
女は月に向かって薄ら笑みを浮かべ、高らかにそう宣った。
足元の黒猫が、その声に尾を振って応える。
「——さあ、踊ってらっしゃい」
一人と一匹の影は、静かに夜に溶けていった。




