8 話「記憶喪失の少女とステラフォレストでの出会い」
マナは魔法の基礎をミクに教えてもらい、特訓した。
その後、ステラエルムウッドに着いて宿を探した。
「……ん、…………あ、そうか、宿に泊まったんだった」
私はベッドから出て、出かける準備をした。
「師匠! 起きてますか?」
扉の向こうからミクの声がする。どうやら先に起きていたようだ。
「うん、起きてるよ、もうすぐ終わる」
「はい! では私は先に宿主さんとお話ししてますね」
「うん、」
マナは準備を終わらせて、一階に来た。
「あ! 師匠! いきますよ!」
「終わったの?」
「はい!」
「うん、わかった、」
二人は宿を後にした。
「食材を買って冒険者組合に向かうんだよね、」
「はい!」
ふたりは外に出た。
「ねぇ、荷物たくさん入るの?」
「大丈夫です! アイテムボックスを持っていますですので」
「?」
「スキルです。アウラウネ族はみんな持っていますよ? 好物の花の蜜とかを溜め込むためにあるのです」
「そうなんだ、……アイテムボックスって?」
説明「アイテムボックスとは、空間系の魔法で物や生き物を自由に収納できる。これを応用して、ワームホールと呼ばれる移動魔法も使える」
「使えるの?」
「私はまだ……ははは……さぁ! 行きましょう」
「う、うん。」
あまりふれない方が良さそうだ。
二人はあの後、食材を買い、冒険者組合に向かった。
「これは?」
目の前には大きな看板のようなものと、紙がたくさんある。
「これは依頼掲示板です! ここにはられているのは依頼です! この☆は危険度です。☆が多いほど危険です」
「なるほど……どれにするの?」
「ステラフォレストに行くような依頼がいいのですが…………森林竜や森林飛龍だらけです……」
「ダメなの?」
「さすがに強すぎますよ! それに飛んでるし、森林飛龍はすばしっこいですし、森林竜は鱗がありますから……」
「そうなんだ、」
よくはわからないが、ダメらしい。
「あの~」
「?」
振り返ると受付嬢さんがいた。
「あ、受付嬢さん、どうしたんですか?」
「あぁ、いえ、聞こえたのですが、ステラフォレストに向かう依頼をお探しで?」
「はい!」
「でしたら、……これはいかがでしょうか?」
受付嬢さんが依頼書を差し出す。
「どれどれ?」
依頼書
「森林鼠の討伐」
依頼主「ステラフォレスト東端・白樺見回り組合」
依頼内容「ステラフォレスト一帯にて、森林鼠の被害が増加しています。
森林鼠は群れで行動し、食糧庫の食い荒らし、木材や荷物の破損、果実の盗難などを引き起こしています。
特に夜間の被害が大きいため、速やかな討伐をお願いします。
20匹ほどお願いします。」
報酬「銀貨20枚」
危険度「☆」
「これいいんじゃない?」
「いいの?」
「はい! 初心者冒険者でも倒せる魔物ですので」
「これにします!」
「はい、かしこまりました! 依頼完了の際は森林鼠の尻尾を持ってきてくれればいいですよ」
「「はい!」」
二人は依頼を受注して、ステラフォレストの入り口に来た。
「さぁ! 行くよ!」
「お~?」
二人はステラフォレストへと足を入れる。
「ねぇ、森林鼠ってどこにいるの?」
「ん? 昼間は巣にもぐるから、夜まで待たないと……その間に亜人を探そ!」
「うん! …………?」
「どうしました?」
「なにか聞こえたような……」
「そうなんですか?」
……
「!? なにか突っ込んできます!」
「え!?」
「わわわわわ~~~!?!?!? 止めて~!?!?!?」
「あれは」
「黄色の円盤!? はっ! 私が止めます! ハードウィップ!」
地面から複数の蔦のような根のようなものが、黄色のモノをうけとめた。
「ふぅ……あれ? 誰かのっていたような」
「う、後ろです……」
「ずっこけたよ?」
どうやら触手が黄色いモノだけ受け止めたせいで、勢いよく頭から落ちたようだ。
「あああ!? すみません! すみません!」
これはこれは、にぎやかですね~。
しばらくして。
「いやは~失敗しちゃった」
「あれは……」
星形の円盤、これに乗ってきた? あれ? 前にどこかで……。
「あ、もしかしてスターリー族?」
「ん? うん! そうだよ! 私はスターリー族のホシノ!」
星を思わせる帽子やスカートなどの黄色い衣装に瞳や髪は金色の不思議な少女
突然の出会い、これも運命なのか……。
これからどうなる?
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回もお楽しみに




