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記憶喪失の少女と物知りの書~記憶を失った少女が、亜人たちと世界を巡り、自分を探す物語~  作者: れんP
星に乗る戦士!スターリー族の章

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17話「記憶喪失の少女と出発」



マナ、ミク、ホシノは奴隷商人の一団と戦い、マナの謎の力で勝利した。マナは倒れてしまったが、目を覚まし、休憩した。


その後、マナが「大魔道族」なのではないかという話になり、「大魔道族」について聞かされた。


そして、依頼に向けて準備をした。


「……そろそろ準備しないと。」


マナは意気込んで準備を始めた。すると、ちょうどよくホシノがやってきた。


「マナちゃ~ん、あ、そろそろ行くよ、」


「うん、もう終わる」


マナはローブを着て、帽子を被った。


「マナちゃん? もう平気?」


ホシノが心配そうな目で見る。無理もない。マナは休憩したとはいえ、倒れたのだから。


「うん、平気だよ……ホシノも、来る?」


「え?」


「だって、心配そうにしてるもの。そんなに心配なら、ついてきていいよ。」


マナは優しく言う。


「……うん!」


「そろそろ行こうか、ミクが待ってる」


「そうですね」


二人はロビーに向かった。


「あ! 師匠! ホシノさん!」


「おまた~!」


ホシノは大きく手を上げる。


「うん、」


「師匠! もう大丈夫ですか?」


「うん、どこも問題ないよ。」


「…………」


ミクはマナを観察した。


「うん、そうみたい。よかったのです」


「それじゃ! 行こ~!」


「うん」


三人は外に出る。


「ホシノ、」


ホシザキがホシノを呼び止める。


「?……なに? 母様、……ん、」


ホシザキはホシノの頭を撫でる。


「なぁ~に~? 母様~?」


「ははは、これからも、あの子たちを支えてやるんだよ」


ホシザキは優しく笑う。


「え? それって……」


「あぁ、行っておいで。この集落のことは私とホシナに任せな」


「……っ! はい!! 母様!」


「ホシノちゃ~ん? どうしたの~?」


ミクが呼んでいる。行かなきゃ。


「うん! 今行くよ!」


ホシノは元気よく飛び出す。


「森林鼠は食材庫にたくさん出るのと、北東の小山に巣があるからね~!」


ホシザキが叫ぶ。


「はーい!!」


こうして三人は森林鼠を討伐しに出かけた。


ステラフォレスト スターリー族の集落 入り口にて。


「で、どうする? どっち行く?」


ホシノが問いかける。


「そうですね、食材庫には来るかはわかりませんし、巣を叩くのがいいでしょうか?」


ミクが考えながら言う。


「巣ってことは繁殖中だから、……だからたくさん出る? 大丈夫かな?」


ホシノはそう言う。


「師匠の炎魔法で焼きますか? 巣を」


「燃えないの?」


マナは疑問に思う。


「大丈夫ですよ、炎属性の魔法は熱で暖めて攻撃する魔法です。ですので、燃え広がったり煙も出ません。」


「そうだよ、うちの部族でも使い手はいるし」


ミクとホシノがそう答える。


どうやら、森林火災は気にしなくていいようだ。


「まぁ、燃えないだけで暑いんだけど、」


「はい、その熱であぶり出すのです。」


「なるほど、それで行こう」


三人は北東の小山に向かって歩き出した。


「あれでしょうか?」


三人は草むらに隠れながら確認する。


「あ、出てきたよ」


「キューキュー」


「キューキュー?」


「キューキューキュー!」


中型の大人の靴くらいの大きさの鼠の魔物「森林鼠」が出た。なにか話している?


「あそこみたい」


「それでは、お願いなのです。」


「うん……中級火属性魔法……『フローガ』」


巣の山の上で火の玉が浮かぶ。辺りの温度が上がった。


「キューキュー!?」


「キューキュー!!」


「わぁ~いっぱい出てきた」


「私に任せてくださいなのです。低級草属性魔法。トラップニードルウィード!」


「キュー!?!?」


大きな草の刺が森林鼠たちを襲う。


「わぁ~あっさり」


「鼠型の魔物のなかでは一番小さいですから……一番大きいのは荷車より大きいとか」


「ほかは逃がしてよかったの?」


「はい、全滅させるのは生態系に良くないので、残すのです。鼠型の魔物は繁殖力が高いので、あのくらいで大丈夫なのです」


「そうなんだ、」


「さ、尻尾を回収しましょう。尻尾を取ったら残りは野生動物や魔物のために残します。これ、使ってください」


ミクがアイテムボックスから小型のナイフを取り出す。


「うん、」


「はーい」


三人は尻尾を回収した。


「これで全部かな? よし、町に向かおう」


「ホシノさんは戻らなくていいんですか?」


「うん、母様から一緒に行っていいって言われたから、これからは旅の仲間だね♪」


「まぁ! それではよろしくなのです」


「うんよろしく」


「はい!」


こうしてホシノは旅の仲間になった。これからなにが起きるのか、その期待を持ちながら。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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