11話「記憶喪失の少女とスターリー族の集落 ②」
マナとミクはステラフォレストでホシノとホシナに出会い、集落に案内された。そのまま家に案内された。
「ここよ」
「わぁ~」
「なんか大きい」
ほかの家よりも少し装飾が豪華だ。
「それはそうだよ! 私とお姉ちゃんは族長の娘だもん!」
「え!?」
ミクが驚く。
「……族長って?」
マナは小声で聞く。
「その集団のリーダーです!」
ミクが小声で言う。
「二人とも、どうしたの?」
ホシノが疑問に思う。
「ううん! なんでもないよ!」
「そう?」
「どうしたの? 入るわよ」
「あ、うん! お姉ちゃん! 行こ!」
「うん!」
二人は中に入る。中は黄色く光る石が照明代わりで輝いていて、結構広い。
「この照明は星鉱石でできてるのよ」
ホシナが言う。
「魔力を注ぐと光るからね」
ホシノが補足する。
「そんなようなことをいっていたような?」
「おや、お客さんかな」
奥から星のついた杖を持つ女性が出てきた。
「「母様!」」
「母様?」
「てことは族長なのです?」
「ええ、そうですよ。ここのスターリー族の族長のホシザキともうします」
女性、族長のホシザキは自己紹介した。
「アウラウネ族のミクです!」
「マナ、記憶を探して旅しながら亜人たちに会いに行ってる」
二人も自己紹介をする。
「そうかい、だからここに来たのか。なるほどなるほど、記憶を探しながらと言うと、記憶喪失なのかい?」
「うん……名前以外なにも……」
「そうかい、それは大変だね……ま、記憶がなければまた楽しい思い出を作ればいいし、それに、初めて見るものばかりで新鮮だろう?」
どうやら、ホシザキは慰めているようだ。
「はい」
「母様、お二人をここに泊めてもいいかしら?」
「私からも!」
「あぁ! もちろんいいよ! ゆっくりしていきな」
「はい!」
ミクが元気よく手を上げる。
「うん」
マナは静かに言う。
「そうだ、ホシノ、集落を案内してやりな」
ホシザキはホシノに指示を出す。
「はい!」
「ホシナは寝床の準備だ」
ホシザキはホシナにも指示を出す。
「はい、母様!」
「おまえたちはホシノについていくといい」
「「わかりました」」
二人も返事をする。
「わーい! 案内だ~!」
ホシノは元気だ。
「これ、あまりはしゃぐと転ぶぞ」
ホシザキがいなす。
「はーい、二人とも! 行こ!」
「うん!」
マナとミクはホシノについていった。
「ホシノ、嬉しそう」
ホシナはその後ろを見ながら言う。
「友達ができて嬉しいんだろう、さぁ、始めるよ」
「はい♪」
こうして、ホシノによる二人の集落の案内が始まった。
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