読書/樋口清之『梅干と日本刀』 ノート20180620
樋口清之『梅干と日本刀』上・下巻 祥伝社1985
だいぶ昔、本著をコンビニで見かけて購入した。他に、ご芳名は何かの考古学概説書で目にしたことがある。何者かをwiki検索してみる。すると、登呂遺跡発掘参加者で、國學院大学名誉教授で博士とあった。
弥生時代の集落・水田遺構で有名な登呂遺跡は、現在ではやっていない国策発掘調査だった。このプロジェクトに名を連ねる研究者たちは、全員が大学教授級のエリートである。また國學院大學は、学界・業界では、考古学関係者を多く養成していることでも知られている。そして、著名な民俗学研究者も教鞭をとってきた。
ただWikiに並ぶ先生の著書はトリビア系一般書ばかりだ。学術論文は、國學院デジタルミュージアムを検索するとでてくる。「考古学雑誌」「考古学」「人類学雑誌」『考古学文化研究』といった、雑誌や雑誌に類した編集をした書籍シリーズで執筆なされている。縄文時代から古墳時代が守備範囲らしい。考古学黎明期の研究者なので、現在の研究者と違って研究対象を絞っていないので、とてもスパンが長い。
それで『菊と刀』をパクったかのような題名の本著というと、執筆当時の考古学的成果をからめた民俗学風の雑学本だ。寝転がって気楽に読んでという感じだ。このシリーズは好評だったようで、樋口先生は「梅干し先生」の異名をとることになる。
上巻は手元にあるのだが、引っ越しの最中下巻が行方不明状態だ。以下に上巻のみの章題を示したい。その下巻だったか、梅干しをうまいと感じる日本人は変態だと述べているところがあった。どうでもいい、俗なフレーズだけを記憶にとどめる私も俗物である。
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上巻目次
Ⅰ章 日本には古来、すごい〝科学〟があった。
Ⅱ章 驚くべき〝自然順応〟の知恵
Ⅲ章 日本人は〝独創性〟に富んでいる
Ⅳ章 住みよい〝人間関係〟を作った日本人
ノート20180620




