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読書/リデルハート『ナポレオンの亡霊』 ノート20180726
リデルハート著『ナポレオンの亡霊』石塚栄・山田積昭翻訳 原書房1980年
軍事関係者なら知らぬ人がいない、英国において将軍たちに戦術論を講義していた大尉さんだ。
本著には、スキピオ、グスタフアドルフ、フードリヒ大王、ナポレオン、大小モルトケなど、欧州を代表する戦術家たちの華々しい戦史が列挙されている一方で、偉大な先人の戦術を模倣する軍事組織が、しばしばマンネリズムの弊害を起こしたことが指摘されている。
ナポレオンについては、有名な分散移動隊形が紹介されている。これはナポレオンのオリジナルというわけではなく、先駆者がおり、兵権に制約があったため小規模なものにとどまっている。ナポレオンは、当時は異端視されていたこの隊形を数十万人規模でやって成功を収めた。しかし、時代が進むと、新たな戦術が生み出され、ナポレオンの戦術も時代遅れのものとなってゆく……。
リデルハートにいわせると、クラウゼヴィッツの『戦争論』も机上の戦術なのだそうだ。
えっ、そうなの。
昨年、感心しながら読んでいたのだが……。
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