読書/スーザン・イーリア・マクニール『チャーチル閣下の秘書』 ノート20180623
スーザン・イーリア・マクニール『チャーチル閣下の秘書』圷香織翻訳 創元社2013
イギリス女性マギーことマーガレット・ホープは、わけあって、アメリカ在住の叔母の元で育てられ、マギーは数学者になった。そこで縁遠かった祖母の遺産として、ロンドンの古い家を相続したことをきっかけに、帰国することになった。古い家は一人で住むには大きすぎ、下宿人というか、同性の共同生活者を何人か募った。ところがそのうちの一人が、謎の死を遂げた。
折しも、第二次世界大戦が始まるころだ。マギーは、首相官邸のチャーチル付タイピストに採用され、恋人となる男性二人に出会う。そして、ダンケルク撤退戦、ロンドン大空襲を迎えることになる。
冒頭近くで綴られた、同居人の一人の変死は、また別の同居人による仕業だった。これは、敵国ドイツの諜報機関が絡んだ事件だったのだ。事件を解決したマギーは、チャーチルに一目置かれることになる。
ミステリの分野にスパイ小説やサスペンスがある。この作品では、サスペンス風のミステリ・タッチだが、シリーズ三作目『国王陛下の新人スパイ』でスパイ小説らしくなってくる。――作者は、アメリカの女流作家だ。ゆえにファッションに気を配る。当時の服飾・ファッション雑誌、ラジオ番組を、さらっと紹介しているので、私はネット検索しながら読んだ。
ノート20180623




