読書/ダン・ブラウン『天使と悪魔』 ノート20180623
ダン・ブラウン『天使と悪魔』上・下巻 越前敏弥翻訳 角川文庫2006年
冒頭から殺人が始まる。科学者にしてカトリック司祭であるレオナルド・ヴェトラが第一の犠牲者となった。犯人によって遺体の胸には焼き印が施された。犯行声明といわんとしているようだ。ヴァチカン関連機関から、写真が、アメリカ・ハーヴァード大学図像学者ラングドンの元に送られた。
ラングドンは、紋章から、16世紀に、ヴァチカンやフリーメンソン内部に巣くった、科学者たちの秘密結社イルミナーティーのものだ。犯人グループはその系譜をひく者たちのようだ。
ラングドン博士は、レオナルド・ヴェトラの養女である、ヴィットリア・ヴェトラの協力を得て、捜査を始めた。すると、レオナルド・ヴェトラは、反物質研究を行っていたことが判ってきた。
イルミナーティーを名乗るテロリストたちは、凶行候補者たちを殺害していく。さらにヴィトリアの命も
狙いだす。反物質爆弾をヴァチカンの地下にある墓所で爆発させる気だ。このままではローマが壊滅する。
ラングドンとヴィットリアの二人は、テロリストたちの野望を阻むべく、地下墓所に潜入する。二人の活躍で、反物質爆弾の爆発は、小規模なものにとどまった。このとき、爆風で空に吹き飛ばされたラングドンだが、パラシュートのような気流にうまく乗っかって、奇跡的に助かる。
推理もののというよりは、スパイものに近い、冒険アクションというべき話だ。
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