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読書/中島敦『斗南先生』 ノート20180807
中島敦『斗南先生』
短編だ。
斗南先生というのは、作中に登場する述者の叔父のことだ。
神童と呼ばれた叔父は、漢詩の詩人で、上から目線の人でよく人を罵倒する。定職にはつかず、親族や友人たちにタカって生きているくせに旅行好きときている。ヘビー級の困ったちゃんだ。学生である述者は、幼いときに可愛がってくれたから頭が上がらないのだが、心の奥底で馬鹿にしていた。
そんな叔父が、突然下宿に訪ねて、またふらりと旅行に出て、最後を迎えることになる。
述者は、叔父から、自著を母校に寄贈してくれと遺言されたので実行した。叔父の著書を読むと、やがて日本の国是となる、大東亜共栄圏構想を、自力で構築したことが判り、感無量となるといった世相を反映した内容だ。
ノート20180807




