77/100
読書/中島敦『章魚木(たこのき)の下で』 ノート20180807
中島敦『章魚木の下で』
中島敦先生は、戦前、女学校で教鞭をとっていた。やがて喘息を患い、パラオにある南洋庁に渡航し、そちらの公学校で教鞭をとるようになる。しかし、アメリカ軍の空爆が行われるようになると内地に引き揚げた。引き揚げると、教職には就かず作家を目指した。文壇デビューしてから数年で没してしまう。この人が内地に帰還し、余命少ない時間で文壇に立ったときの気概を述べたものだ。いわく、――戦時ゆえに、国家のお役には立ちたいのだけれども、自分の文学をプロパガンダに使われるのはごめんだと。
ノート20180807




