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読書/中島敦『かめれおん日記』 ノート20180728
中島敦『かめれおん日記』
アパートで独り暮らしをする学校の代用教員の物語だ。
病弱な語り手は、かつてインコなどの小動物を飼っていたのだが、病弱ゆえに飼育がおろそかとなり、すぐに死なせてしまう。教師同士の飲み会で、学校のカメレオンを預かることになった。しかし、部屋の暖房は十分ではなく、日に日に弱って行く。このままではカメレオンが死んでしまう。はじめは自分の部屋で死なせようと考えていたのだが、思い直し、友人のつてで動物園に引き取ってもらうことにした。
ただそれだけの話なのだが、語り手自身に迫ってくる死と向き合って感じが伝わってくる。それまで自分の部屋で死なせてしまった小動物たちというのは、どうせ死ぬのだからという語り手の刹那的なところが、カメレオンを動物園に引き渡したというところで、もうちょっと頑張ってみるかというふうに、とらえることができるかなあと感じるところ。
ノート20180728




