読書/桜庭一樹『GOSICK ゴシックⅢ』 ノート20180523
桜庭一樹『GOSICK ゴシックⅢ』感想文
アルプスの麓にある、ソビュール王国の同名王都には、世界的に有名なデパートがある。故国にいる姉から、宝石のイミテーションを買って送り届けて欲しいという依頼を受けた九条一弥は、デパートに行くと、娘を誘拐されたという老婆に絡まれ、また、浮浪者少年に財布をすられかける。
デパートの対応に不審に思った九条は、浮浪者の少年と親しくなった。この少年は学校にこそいっていないのだが、抜群の記憶力があって、デパートに入った美少女たちがそのまま行方不明になるという話を聞く。このことは、老婆の話とも一致する。そしてさらに、誘拐されていた少女の一人が、デパートから脱走してきたため、事件は大きく展開する。
ヴィクトリカの兄、ブロワ警部も怪しいと睨んで動き出すのだが、デパートが少女を誘拐して、どこに監禁しているのか、トリックが判らない。ブロワ警部と九条は、ヴィクトリカに頭を下げて、トリックの解明の依頼した。その結果、デパートの内部には、部屋の形を大幅に変える仕掛けがあったのだ。
デパートのオーナーは、窃盗団の首領で、第一次世界大戦のときの混乱に乗じて、王国宝物庫から、財宝を奪い、若くして現在の地位についた。デパートには、闇オークション会場があった。そこで、盗んだ財宝と一緒に、誘拐した美少女たちを、外国の富豪たちに売っていたのだった。
ノート20180523




