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もう一度妻をおとすレシピ 第9冊  作者: 奄美剣星
Ⅲ 読書感想文
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51/100

読書/夏目漱石『二百十日』 ノート20180617

   夏目漱石『二百十日』感想文


 珪さんと碌さんの二人が、阿蘇登山をする物語だ。

 二人はかなりのインテリだ。彼らは、列車でカルデラ河口内部にある宿泊施設に寄り、そこから、山頂を目指す。だが、途中で珪さんは、岩場で滑って穴に落ち足を痛めてしまい、碌さんに背負われて下山。リベンジを誓う。

 ――筋でいえばただそれだけ。

 物語の醍醐味は情景描写とお喋りだ。

弥次喜多道中よろしく、奇妙な住人たちが、風景を横切る。宿の仲居に、ビールを注文すると、「ありません」と答え、「エビスならありますが……」と続けるギャグが入る。そして、旅情とはまったく脈絡のない、文学論やら芸術論が入り、フランス革命のような貴族打倒を青臭く論じたりする。

          ノート20180617


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