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読書/夏目漱石『二百十日』 ノート20180617
夏目漱石『二百十日』感想文
珪さんと碌さんの二人が、阿蘇登山をする物語だ。
二人はかなりのインテリだ。彼らは、列車でカルデラ河口内部にある宿泊施設に寄り、そこから、山頂を目指す。だが、途中で珪さんは、岩場で滑って穴に落ち足を痛めてしまい、碌さんに背負われて下山。リベンジを誓う。
――筋でいえばただそれだけ。
物語の醍醐味は情景描写とお喋りだ。
弥次喜多道中よろしく、奇妙な住人たちが、風景を横切る。宿の仲居に、ビールを注文すると、「ありません」と答え、「エビスならありますが……」と続けるギャグが入る。そして、旅情とはまったく脈絡のない、文学論やら芸術論が入り、フランス革命のような貴族打倒を青臭く論じたりする。
ノート20180617




