テレビ/名探偵ポワロ『ナイルに死す』スーシェ版 ノート20180102
名探偵ポワロ『ナイルに死す』感想文
ドラマの冒頭は、サイモン・ドイルと、婚約者ジャクリーン・ド・ベルフォールの濃厚なベッドシーンから始まる。美男子だが不器用なサイモンは会社をクビになった。ジャクリーンは、旧友の屋敷を訪ねた。旧友というのは、容色兼備の上に財まである、リネット・リッジウェイだ。ジャクリーンはリネットにサイモンを屋敷の管理人にしてくれないかと売り込む。ところが、リネットは、友人の婚約者サイモンを奪って結婚してしまった。
サイモンに捨てられたジャックリーンによるストーカー騒動が始まった。ジャクリーンは執拗に、夫妻の後を追い、ついにエジプトまで来てしまった。へきへきとしたリネットは、サイモンと、ナイル川遡上のクルーズ船に、内緒で飛び乗る。しかし、ジャクリーンもその船に乗り込んでいた。
クルーズ船は豪華仕様の外輪船だ。ラウンジでは、セレブな乗客達がカードゲームを興じていた。あまりにもしつこくジャックリーンがつきまとうので、リネットが自室に戻った後、サイモンがはっきり言おうと、残って対応していると、酔ったジャクリーンが、護身用拳銃(*デリンジャー?)で元婚約者の脚を撃ってしまった。
精神が不安定なので、看護婦バウァーズが付き添い、サイモンは医師の手術を受けていた。その夜、リネットが自室で、拳銃で射殺されてしまう。
たまたま関係者達に巻き込まれた探偵ポワロは、友人でエジプトの治安に携わっているレイス大佐から依頼を受け、事件解決に乗り出した。
結局のところ、トリックは、夫による妻殺しだ。わずかな時間をぬって妻を殺害したのだ。これは周到な計画で、殺されたリネットの夫であるサイモンの元婚約者ジャックリーヌは、リネットの父親によって破産・自殺に追い込まれた経緯がある。
本件はジャックーヌによって計画されたものだったのだ。ある意味で敵討ちともいえる。
ジャックリーヌは、婚約者サイモンを学友だったリネットと結婚させ、リネットをサイモンに殺害させて、財産を巻き上げたあと、結婚しようとしたのだ。
終点の川港についたとき、このカップルは隠していた拳銃で自殺した。
ポワロはこうなることを予想していたようなのだが、あえて、制止しなかったのは、この人ゆえの優しさでもあった。
ノート20180102
テレビ スーシェ版名探偵ポワロ『ナイルに死す』より




