テレビ/名探偵ポワロ『青列車の秘密』スーシェ版 ノート20171222
名探偵ポワロ『青列車の秘密』 感想文
名優スーシェが演じるポワロ・シリーズは、イギリスで制作され、日本ではNHKが放送したものだ。『青列車の秘密』は、アガサ・クリスティが1928年に発表した作品をもとにしている。しかし私は、まだ読んでいないため、wikiの記述を参照し、下記に整理してみる。ゆえに若干の間違いが生じることをお許し願いたい。
キャスティングは次にようにまとめられる。
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《捜査陣》
探偵……エルキュール・ポアロ
警察……コウ警視
司法……カレージュ判事
鑑定?……骨董商ディミトリアス・パポポラス。ドラマでは省かれている。
鑑定?……骨董商の娘ジア。パポポラスの娘。ドラマでは省かれている。
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《事件関係者》
被害者……ルース・ケタリング。ルーファスの娘。美貌だがわがままで多情。
真犯人……ナイトン少佐。ルーファスの秘書。従軍して足を負傷。治っているが治癒していないように装う。
真犯人……エイダ・メイスン。ルースのメイド。ナイトン少佐の恋人。
容疑者……ルーファス・ヴァン・オールディン。アメリカの富豪。娘の男性遍歴にうんざりしている。
容疑者……デリク・ケタリング……ルースの夫。美男以外取り柄のないギャンブラー。
容疑者……アルマン・ド・ラ・ローシュ。ルースの愛人。ドラマでは伯爵になっている。ギャンブラーだ。
容疑者……ミレーユ。デリクの愛人。ドラマでは富豪が娘の離婚の為に差し向けた誘惑者。アフリカ系。
容疑者……キャサリン・グレー。ルーファスによって父親の会社が破産。しかし親族の莫大な遺産を相続。
容疑者……レディ・タンプリン。キャサリンの従妹。金持ちになった従妹を別荘に招待する。破産寸前。
容疑者……チャールズ・エヴァンズ。レディ・タンプリンの若い夫。偶然、偽物の宝石を拾う。
容疑者……レノックス・タンプリン。レディ・タンプリンの娘。
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ここからは、ドラマを視聴した私の所見。
1930年代夏。この季節になると、欧州のセレブ達は列車で、リゾート地へ向かう。
ロンドンで列車に乗り、ドーバー駅でフェリーに乗り換え海峡を渡り、カレーでまた列車に乗り換える。青列車は、カレー発、パリ、マルセイユ経由、ニース行きとなる。
物語は、探偵ポワロが、カレーらしい港で出会った、大富豪とその娘に出会い、パーティーに招待されたことで始まる。パーティーでは、これから始まる惨劇の被害者と容疑者、そして真犯人が一同に会していた。そのなかで、父親の破産でつつましい生活をしていたが、親族の莫大な遺産を相続し、華々しい社交界にデビューしたものの、戸惑っている、キャサリン・グレーに好感を持ち、叔父さんとして、旅のエスコートを買って出る。20世紀初めまで、良家の女性一人旅は良くないこととされ、親族や従者のエスコートが必要とされていたためだ。
こうして一同は、カレーの駅で青列車に乗り込んだ。
大富豪と秘書の少佐はカレー駅で娘と探偵とを見送った。
SLに牽引された車両は、一等車と三等車、そして間に挟まった食堂車からなっている。探偵とキャサリン、被害者ルース・ケタリングとメイドのエイダ・メイスン、キャサリンを別荘に招待したレディ・タンプリンとその家族、チャールズ、とレノックス達が、一等車に乗り込んだ。他方、三等車には、被害者ルースの夫デリク・ケタリング、その恋敵であるアルマン・ド・ラ・ローシュ伯爵、そして、富豪が不肖の娘の離婚を正当化させるために送り込んだ娼婦ミレーユがいた。
そして夜、事件は起きる。
犯人は、被害者を殺害し、身に着けていた大粒のルビー首飾りを奪って逃走したのだ。
警察は、彼女をストークして、三等車に乗った、離婚直前の夫が犯人だと決めつけて逮捕し、裁判が始まる。その際、キャサリンは犯人を目撃した。ただし暗闇で顔は判らない。列車は走り出し、犯人は列車が減速したところで飛び降り、反対方向へ行く列車に飛び乗って逃走した。
探偵が容疑者達からアリバイを聞いている間に、キャサリンは、イタリアとの国境に近い終点ニースで降り、大富豪達の別荘地帯に向かった。そこには、キャサリンの従妹レディ・タンプリンの別荘もあった。キャサリンは、レディ・タンプリンの娘レノックス・タンプリンと同室で一泊した。そこに、犯人が忍び込み、目撃者であるキャサリンを刺殺しようとしたのだが、勇敢なレノックスによって撃退されてしまう。しかし捕まえることはできなかった。
容疑者達は再び青列車に呼び集められ、探偵は容疑者達の犯行動機を証言と検証してゆく。
真犯人は、アメリカの富豪ルーファスの脚の悪い秘書ナイトン少佐。富豪の娘ルースのメイドであるエイダ・メイスンの二人による犯行だった。宝石強奪計画はナイトン少佐が練ったもので、まず富豪に秘書として雇われることから始める。大富豪の信用を得ると、次に、恋人であるエイダ・メイスンを主人に紹介し、娘のメイドとして雇わせる。殺人はエイダが行い、宝石を奪って逃走したのは、実は脚が完治していた、少佐が担った。キャサリンを別荘で襲ったのはエイダが担った。
探偵によって全容が解明されると、メイドは少佐を逃がそうとしたが、少佐は逃げ切れないことを悟って、駅に入線してきた列車に身を躍らせ自死した。
エンディングでキャサリンは、ニースからウィーン行きの列車に乗ると探偵ポワロに告げた。探偵は感慨深そうにキャサリンと別れた。
『青列車の秘密』は、短編『プリマス行急行列車』を長編化させたものだという。これを執筆する直前に、著者クリスティーは精神病の症状から、疾走していた。この疾走直後に書いたので、気に入らない作品だという。けれども、私的には、ミステリとしての出来は、『オリエント急行』よりもいいくらい。
本作を、私は以前図書館のDVDで視聴、昨今、アマゾン・ビデオで0円サービスをやっていたのを見つけ、数年ぶりに再度視聴し、感想文を書くに至った。
ノート20171222




