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もしゃもしゃ様

旦那様、そろそろお髭を剃りませんこと?

作者:蔵前
 結婚ですか?
 わたくしが?
 貴族の娘は十二になると女学校の寄宿舎に入れられて、十六歳の卒業後には社交界デビューがあり、結婚はその結婚市場に並んでからがお決まりのコースです。
 ただし、私は自宅で家庭教師という箱入り娘という触れ込みです。
 何のことはありません。
 我が家は伯爵家でもお金がなく、寄宿舎に娘を通わせるどころか家庭教師も雇えない家なのでございます。
 よってわたくしには学も教養もありません。
 そ、そんなわたくしに降ってわいた結婚話ですって?
 それも、お父様が私の嫁ぎ先だと言い放ったのは、なんと、フォルス・アルマトゥーラ伯爵様だったなんて!
 勇猛果敢にして公国の要とも言われる東を守る若き将軍様ではございませんか。
 でも、私は驚きながらも喜んでいました。
 だって、私はアルマトゥーラ伯爵様とはたった一度だけ面識がありますの。
 彼はとっても優しい人だった。
 体の大きなグリズリーのような男と言われているけれど、だから次々と婚姻話が流れていると聞いているが、私は、平気です。
 うん。
 たぶん。
 毛深い人は苦手なんだけど、ね。
 でも、彼が大丈夫だって言ってくれるのだから、うん、大丈夫。
 彼とは一生結ばれる事など無いのだから、彼が私を助けてくれると言った人との結婚ならば幸せになれるだろう。
第一章
お相手はもしゃもしゃ様
2020/05/11 00:08
意思の元に二年
2020/05/11 00:10
二年前の出来事
2020/05/11 00:16
たった一度だけ会った人
2020/05/11 00:20
善は急げ
2020/05/11 01:30
間に合った黒犬
2020/05/11 01:32
白い駆け落ち婚
2020/05/11 21:18
領地への出発
2020/05/11 22:12
伯爵様は安心できます
2020/05/12 00:09
間抜けなもしゃもしゃ君
2020/05/12 00:11
宿屋
2020/05/12 00:21
真心と尊敬を得られた男
2020/05/12 00:24
第二章
男爵夫人
2020/05/12 18:59
五つの条件
2020/05/12 19:48
何も持たない伯爵令嬢
2020/05/12 23:00
火事場見学が好きな男
2020/05/13 00:21
男爵夫人の応援条件
2020/05/13 21:32
母というもの
2020/05/13 23:26
病室で患者になる前に
2020/05/14 17:52
嘘吐きと嘘吐き
2020/05/14 18:02
姫と騎士の昔話
2020/05/14 20:32
フォルスは走る
2020/05/14 23:16
婚約者と妹
2020/05/15 19:31
首都への道
2020/05/15 23:20
執事と伯爵様
2020/05/15 23:52
第三章
アガート侯爵夫人
2020/05/16 19:31
婚約解消という話
2020/05/17 00:06
ミアの想い人
2020/05/17 00:14
誘拐犯
2020/05/17 12:01
俺達は走るしかない
2020/05/17 14:46
ストゥルティは侵攻させず
2020/05/17 14:47
船長室に追い立てられて
2020/05/17 16:44
とにかく突っ込め!
2020/05/17 19:03
水色の瞳に見つめられて
2020/05/18 18:00
後始末の男
2020/05/18 18:01
第四章
母と兄嫁の暮らす家
2020/05/18 19:48
ベロニカの身の上
2020/05/18 21:27
万博に行こう!
2020/05/19 20:08
万博会場には人が集う
2020/05/19 20:45
婚約者とハンサムな男
2020/05/19 21:10
何が起きているのだろう
2020/05/19 23:55
怠け者と呼ばれる所以
2020/05/20 18:22
ジョゼリーンの秘密
2020/05/20 19:21
誰もが誰かに恋をする
2020/05/20 20:19
結婚前には挨拶するもの
2020/05/20 23:56
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