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西尾の不死身の探偵への道  作者: Sakusaku
第3章:事件など存在しない。ただ、幼少期の記憶があるのみだ。

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第3章 : 野外学習 2

 ◆◇◆


「山だ!」


 目の前に広がる光景に、何百人もの子どもたちが興奮を隠しきれなかった。私も思わず胸が高鳴った。


「よし…みんな…山登りの準備だ。キャンプ場でまた会おう。」


 私たちは後輩たちが道に迷わないように見守りながら、山道を登っていった。先生も生徒も一緒に山頂を目指した。


「そういえば、まだ2日と1泊しか経ってないのか?ここまで来たのに…」


 ヒロくんがぼやき…私たちも同感だった。


「でも、もっと長く滞在すると、いろいろと大変になるよ」


 くいなちゃんがいつものように忠告し、私たちも納得した。


 やはり例年は先輩たちが全て仕切っていたが…今年は私たちの番だ。


「あぁ…」


 後輩の一人が荷物を落としたので、私が拾ってあげた。



「ねえ、西尾くん、山の旅館に泊まるんだよね?」


「うん…でも夕食は自分たちで作らなきゃいけないんだ」「人数が多すぎるから」


 いろはちゃんはそれを聞いてすぐにあくびをした。


「でも…キャンプって言っても…活動内容って…修学旅行みたいじゃない?」


「うーん…でも修学旅行はもっと長いよね。ここではゴミ拾いとか、学校から課された色々な活動をしなくちゃいけないんだ」


「つまんなー…もっと楽しいことしたかったのに」


「だからキャンプだって言ったでしょ…誰か水いる?」


 友達と話しながら、私は担当の1年生の引率をしていた。山頂までの道は宿からかなり遠かったので、1年生を一列に並ばせ、グループごとに下の学年の子たちの面倒を見るようにした。


 うちのクラスは人数が多いので、引率はとても念入りだ。


 怠けているように見えた人たちでさえ、すごく手伝ってくれた…お菓子でも買って配らなきゃ。


「そういえば…中学校の勉強はどうするの?」


 私が切り出した。みんなは特に驚いていないようだった。たぶん私が優等生だからだろう…清美だけが少し驚いた様子だった。


「えっと…私は家の近くで勉強を続けるつもり…両親が結構厳しいから」と、いろはちゃんが先に言った。


「いのちゃんと私は、たぶん別の街に転校すると思う…でもまだどこに行くかは決まってないの」


「みんなと離れたくない…」


「待って、待って、シャルルちゃん、まだ決まってないよ。泣かないで」


「僕は北海道に勉強に行こうと思う」


 シンジくんが言うと…みんな一斉に振り向いた。


 もちろん、どうしてそんな遠くまで?


「そんなに遠くまで?」


 尋ねてきたのは、他でもないシャルルちゃんだった。


 彼女の声は、どこか悲しげだった。


「ちょっと考えていたんだけど…あそこには有名な写真学校があるから。でも、北海道に行けなかったら東京に行こうと思ってたの。」


「えっ…あぁ…私も東京に行こうと思ってた…」


 シャルルちゃんはシンジくんと話すたびに、ものすごく緊張しているように見えた。


「まあ…二人はカップルだよね?」


 僕はからかった。


「!」


 シャルルちゃんは否定しなかった。


「あぁ…そんな感じ…」


「もう、西尾くん…そんなに大きな声で話さないで!」


 彼も否定しなかった。女の子たちはみんな、呆然として口を覆った。


 うわぁ…羨ましい。清美ちゃんにもあんな甘い言葉をかけてほしいな。


「うわぁ…おバカなカップル!」



「くいなちゃん!」


 そして旅館に到着…後輩たちを部屋まで案内して荷物を片付けました。


 私たちも荷物を片付けました。


「みんな…集まって。」


 先生たちが点呼のために生徒たちを呼び集めました…幸い、途中で迷子になった人はいませんでした。


「よし…この辺りを掃除しよう…先輩と先生たちが君たちを見守って、どこかへ行かないようにするからね。」


「はい!!!」

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