第1章 : 小学4年生に進級
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新学期が始まると…すべてが一瞬にして変わる。
そう聞いていたけれど…それは決して誇張ではない。
西尾直悦、僕は去年の4年生の教室を掃除している。
年下の子が年上の子の代わりに掃除をするのは、もはや恒例行事になっている。去年の6年生は、もう掃除をしなくて済むとホッとしているだろう。
でも、もしかしたら新しい学校に入学したら、また掃除をさせられるかもしれない。
新学期、新しい学年、そして新しい生徒会役員が選出された。
白いボブカットの女の子と、また笑顔を交わした。クラス代表として一緒に活動するのは、おそらくこれで2回目だろう。
バシャバシャ…バシャバシャ…
僕は、2期目の副代表で、女子生徒会役員の北原清美と一緒に床をモップがけすることになった。
知り合って1年経つけど…未だに彼女から目が離せない。
彼女は特別美人というわけでも、生徒の間で人気者というわけでもない…むしろ…僕だけが「世界で一番かわいい」と思っているんじゃないかな。
毎日制服を着ている学校なのに…彼女の可愛らしさが少しも損なわれたとは感じない。
優しくて、率直で、白いボブヘアに丸い黒縁メガネが知的さを際立たせていて、とにかく素敵だ。
僕は…彼女に深く恋をしている。
でも彼女は、付き合うのはお互いに準備ができるまで待とうと言った。
それは構わないんだけど…将来、自分が他の誰かを好きになるかもしれないと思うと不安になる。
それに…もしかしたら…清美はもう僕のことを好きじゃないのかもしれない。
何度も彼女に尋ねたけど、答えてくれない…もしくは冗談っぽく「もちろん好きよ」と言うだけ。
「西尾くん…あそこの床掃除、終わった?」
「あ…うん…終わったよ…」
掃除の日だったので、何人かは既に帰宅していて、授業は半日だけだった。私とチームメイトたちは教室でぶらぶらしていた。
私たちはウノをしていた…実は、チームのメンバーが7人から9人に増えたので、大人数で遊んでいた。
クラスの美少女グループのリサちゃんとイノちゃんもチームに加わった…
実は、彼女たちは白浜ビーチ事件がきっかけで加わったらしい…まあ、誰が加わっても構わない。
だって、私たちはただの探偵ごっこが好きな小学生の集まりなんだから。
「私は…黄色!」
「あぁ!ダメ!」
「ウノ!!!」
それに…友達が多い方がいいよね?
「うるさいわね…静かにしなさい。」
チームの副リーダー、芦原くいなちゃんが、またみんなに注意した。正直に言うと、彼女は外見は強そうに見えるけれど…実はすごく決断力があって、何度も友達に「変なことしないで」と注意してきた。そのせいで、リーダーの清美と私でさえ恥ずかしくなるくらいだ。
もし私がいなかったら、彼女はきっと素晴らしいグループリーダーになっていただろうな、とつい考えてしまう。
「ごめんね、くいなちゃん…あ…そういえば…最近、新しいケーキ屋さんやカフェがたくさんオープンしてるよね…行ってみない?」
「うーん…そうかも…でも、お小遣いが…」
「大丈夫よ、りさっち。私がおごるわ。」
金髪の少女は、いつものようにブラックカードを掲げながらそう言った。
シャーロット・ミヤジマ。私たちのグループの「お小遣い係」と呼ばれている少女。日独ハーフで、多言語を操る。
彼女は本当にお金持ちのお嬢様で、とても気前がいいので…よく私たちを高級レストランに連れて行ってくれるんです。一生かかっても行けないようなお店に。
正直、ちょっと恥ずかしいんですけど…彼女は「気にしないで、私たちは友達なんだから」って言うんです。
まあ…彼女が幸せなら、止めませんけどね。
「カフェか…写真映えするスポットとかあるかな?」
このハンサムな金髪の青年は、写真に夢中な平野慎二。
彼は人懐っこくて気さくなので、クラスには彼に興味を持っている女子がたくさんいます(羨ましい!)。もちろん、クラスで一番可愛いシャルルちゃんもその一人です。
残念ながら、二人の関係はまだ進展していませんが…私たちは二人のことを応援し続けるしかないですね。
「新しいメニューとかある?…ちょっと飽きてきた。」
「またそれ言うの、いのちゃん…でも、毎週新しいパフェが食べられるのは嬉しいよね!」
「君って本当に元気だね」
グループを盛り上げる明るい女の子は、長岡いろは。
そして、眼鏡をかけた陰気な男の子は、早見ヒロ。
口には出さないけれど、クラスの誰もが二人が付き合っていることを知っている。何度か聞いてみたけれど、いつも「付き合ってない」と否定する。
内面も外見も正反対なのに、驚くほど仲が良い。
「機材を片付けよう」
清美が私のシャツを引っ張った…二人の会話に夢中になって、一瞬自分の仕事を忘れてしまった…そして私たちは機材室へと階段を下りていった。
私の学校は小さな学校だ。小教室はなく、1クラス1学年のみ。そのため、他の学校に比べて生徒数が非常に少ない。
先生に聞いてみたら、生徒の監督が楽になるからって言ってた。
「そういえば…もう4年生だよね?」
清美はモップを絞りながら、突然そう言った。
「うん…あと2年で中学生になるね。」
将来?…もし今、何になりたいかと聞かれたら…たぶんミステリー作家って答えると思う。
西尾先生が私の憧れだから…だからこの分野で働きたいんだと思う。
以前、小説をコンテストに応募したことがあるんだけど…残念ながら、あまり賞はもらえなかった。
「時が経つのは早いね…あっという間に、私たちも『先輩』になるんだ。」
うちの学校は3年生と4年生が明確に分かれている。誰が決めたのかは知らないけど、4年生になると色々なことが変わるんだ。
「その通りです。運動会や文化祭の際には、4年生から6年生は下級生の手伝いをしなければなりません。」
上級生が下級生の面倒を見る…それが私たちの学校の伝統です。
「それで…中学校に進学したら、どこに行くの?」
彼女は突然、まだあまり考えていなかった私の将来について尋ねてきた。まるで自分の人生設計を既に立てているかのように。
いかにも彼女らしい。
「うーん…家計次第かな。母が学費をどれくらい払えるか分からないし。会社勤めだけでも大変だし、私が大きくなるにつれて母の負担も増えるだろうし。」
別に母が夢見るような人生を送っているわけじゃない。私にも夢や希望がある。
でも、無理なら仕方ない。
「そうなの?…私は東京に行くわ。」
東京…誰もが憧れる大都市…私が住んでいる福岡も夢のような街だけど…東京はそれ以上だ。
まるで誰もが東京に行くことを目標にしているみたいだ。
「あそこは物価がすごく高いって聞いたけど、大丈夫?」
「うーん…アルバイトでも探さないと。」
彼女は困った顔をしていた…でも、あの街で中学生をアルバイトに雇ってくれるところなんて、まずないだろう。
「大変だろうけど…お母さんに頼めば行けると思う。」
「え?」
「君と同じ学校に通うんだ。もしかしたら、部屋をシェアするかもしれないし。」
彼女は私の言葉に、優しく微笑んで答えた。
「…バカ。」
私たち4年生は最上級生…そして今度は、年下の子たちの面倒を見る番だった…
毎年恒例のキャンプ旅行での出来事だ。
今回は、西尾くんと仲間たちが小学4年生になり、様々な活動が彼らを待っています。ワクワクしますね!




