#24 多中心型宇宙「地球紀」の創造主エクスシアイ(形態の神霊)
人格の神霊アルカイの【あらゆる人格を守護する永遠の魂】の”あらゆる”には神霊も含まれていた。
それも第一ヒエラルキーまでの根源叡智の心を垣間見、直観することのできる人格の守護をも担うに及んでいた。
プロソピオンの各宇宙紀での進化は彼ら神霊の人格を形成してきた歴史でもあった。
その最初の宇宙紀が地球の次の進化系として出現した新しい木星を彼は担った。
地球紀までのアルカイはもっぱら地球の人間が自我に目覚めるまでの導き手として人間の時代を文化としてその魂が霊的自我に相応しいものとなるよう人間の段階的な進化を地球のアストラル体に施してきた。
そして、地球という物質的な天体が死んで生まれ変わった木星紀という宇宙が人格の神霊であるプロソピオンに委ねられる。
彼の意志が宇宙となって顕れる最初の供儀が木星紀だった。
その宇宙には物質という素材が構造として存在していなかった。
土星紀で熱として存在の土台として生じた段階が物質の最初の段階でレベル1だったとしよう。
それが太陽紀になって生命を付与する素地となったのが熱から生じた空気がレベル2の段階だった。
それから月紀では空気がさらに濃縮する形態で現れた物質が水で段階としてはレベル3となる。
そして、原初の熱だった存在は地球紀にて鉱物的物質にまで濃縮することでレベル4の最高段階となる。
時代霊としてのアルカイ・プロソピオンは地球を七つの根幹人類期を段階として働きかける。
〇地球紀の全七周期(根幹人類期)
⒈ポラール紀:古い土星の権能を獲得した熱人間の時代
⒉ヒュペルボレアス紀:古い太陽の権能を獲得した空気人間の時代
⒊レムリア紀:古い月の権能を獲得した音人間の時代
⒋アトランティス紀:地球の人間として自我を獲得した時代
⒌アーリア紀:自我を物質に寄せながら自由な霊的素養を獲得している時代
※現代の人間=アーリア紀の第五根源人類期内の第五文化期が現在の時代
⒍ノスティル紀:物質の霊的要素と一体化しながら自我の素養を高めていく時代
⒎イデアリア紀:物質に直観した霊を形象として創造できる自我として生きる時代
この地球紀という大宇宙を創造したのが形態の神霊エクスシアイに属するエロヒムたちの供儀によるものだった。
供儀によって再開される宇宙は一定期間、古い宇宙の権能を新しい宇宙の素材に適応させるための段階が準備されることで、原初の宇宙の名残を継承した土台に新たな課題を遂行させるための器を完成させていく。
地球紀のプロソピオンにはまだこれらのスケールの時代を設計する力はあっても、それぞれの周期で宇宙の次元を段階的に違える進化をも秘めた宇宙のシナリオを進行させるほどの舞台の創造にはまだ及んでいない途上にあった。
例えば、地球の人間が土星紀で熱という「体」の物質体から地球紀の肉という「体」の物質体を最高レベル4にまで人間段階の進化を遂行するための水準にまで高められた器としての身体を初めて自分であると認識しているように、プロソピオンは土星紀で獲得した自我を地球紀ではその自我をレベル4の最高段階にまで引き上げられたアートマと呼ばれる霊界の人間である霊人にして霊人を創造するための人格を形成する時代設計及び地球人類の歴史そのものを自分と認識する水準にいた。
ちなみに地球紀の人類の肉体レベルは最高の4だが、初搭載の現在の自我は最底辺の1レベルだ。
〇アトランティスの七つの時代を終えたアーリア紀の七つの時代
※アトランティス第七文化期である獅子座の時代の後に大洪水を経てアーリア紀へ
⒈インド文化期(BC8167~5567)=蟹座
▶個が弱く、まだ人々はまだ親和的に霊界をみて恍惚に生きていた
⒉ペルシャ文化期(BC5567~2907)=双子座
▶善悪が芽生え、霊界が神話的信仰となり離れていく
⒊カルデア/エジプト文化期(BC2907~747)=牡牛座
▶信仰が権力と混ざり、霊界は天体と祭事の知識へ
⒋ギリシア/ラテン文化期(BC747~AC1413)=牡羊座
▶キリストが出現し、信仰精神が芸術と知へ
⒌ゲルマン/アグロサクソン文化期(AC1413~3573)=魚座(現代)
▶信仰が個として独立し、個が人間となる
⒍フィラデルフィアの手紙の時代(AC3573~5733)=水瓶座
▶知性(西)と霊性(東)の霊的婚姻=共同社会ゆえ特定民族の時代ではなくなる
⒎ラオディキアの手紙の時代(AC5733~7893)=山羊座
▶霊性が形骸化し文化全体が熟し切った果実化=進化意欲を失う生ぬるい精神
※ラオディキアの山羊座の時代が新たな厄災で閉じると第六根幹人類期が射手座の時代として霊人を目指す進化の過程をアーリア紀に続くノスティル紀での七つの文化期という黙示録の時代を人類は歩き出す
これら文化期の周期は歳差周期と呼ばれる太陽系の運動行程に基づいている。
そして、その運動行程は黄道十二宮という十二星座の道しるべである天の川銀河の周回周期のことにあたる。
太陽系が天の川銀河を一周するのに要する年月は二五九二〇年。
そのことから黄道十二宮の一つの星座が担う進化のための時間経過は二一六〇年となる。
その一二星座のうちの七つの文化期を二一六〇年ごとに通過している各民族の性格の傾向やその運命の方向性等の魂を導いているのが火の神霊とも呼ばれる神霊位階八位の民族の神霊フォルクスガイストである。
彼ら民族霊の人格である性格を手足のように時代の作用を要請しているのが時代霊としてのアルカイで、人格の神霊は彼らの精神の変容をひとつなぎの生命体ように認識することで、より大きな時代である各根幹人類期の課題の霊的進化に求められている負荷をかけることで人間自我の進化に関与している。
「一二」は空間的に並存するものを把握するための導き
▶デュナミスの魂を移行させる力の作用が銀河の回転としてあらゆる運動を担う
「七」は時間的な変化を把握するための導き
▶キュリオテテスの叡智が生命状態を変化させる作用があらゆる適応を担う
「一」は「十二(空間)」と「七(時間)」を結び付ける自我を把握するための導き
▶エクスシアイの自己的境界があらゆる存在の多様性の認識を統合させる作用を担う
神聖位階第六位の形態の神霊エクスシアイはいわゆる地球紀宇宙の神である。
エクスシアイの「体」である形態化の権能は地球や生物の身体を設計する創造主に留まらない。
もっと根源的に非空間的なものを空間の中で成立する形態へと創造的に作用させる。
各宇宙紀はそれぞれの人間段階を通じて非空間的なものを宇宙空間に降ろしてきた。
それが自我である。
言うまでもなく、自我とは「私は私である」とする中心的な自己認識のための意識のことだ。
形態霊はこの自我を宇宙にすることに自らの自我を捧げた地球紀の創造主にして神である。
ゆえに自我そのものの持つ宇宙的な本質は「中心を持った存在として人間が存在できる条件」でもある。
普通に考えると形態は外側であり、自我及び自己の中心とは内側として全く反対の概念とも取れる現象が実際にはコインの裏と表と同じように両面が重なって初めて一つの個体となる構造をしている。
三次元世界だから表裏一体なのが当たり前なのではない。
「中心なる意志の思考」が全ての被造物に反映されているのが三次元の物質宇宙なのである。
だから、私たちの世界に完全なる点も線も存在せず、すべての面に裏と表がある。
内と外とが一体となった存在の形成のための意志が中心となって宇宙を構造化させる自我が多数存在する。
無数の天体と内部の個の存在たちの一つひとつがスケールを違えた自我の位相の宇宙的な反映となるよう、形態の神霊エクスシアイの分神としてのエロヒムたちの指導の下、各ヒエラルキーの権能的作用が各天体の形態原理となって地球紀の宇宙秩序の渦と渦のバランスを絶妙な周期でデザインしてきた。
それが形態の神霊エクスシアイが創造した多中心型宇宙である。
「一」なる形態原理である中心が宇宙に無数存在する境界を「渦」とした秩序と秩序を統合的に張り合わせると太陽系となり、銀河となり、無限の宇宙体という一つの宇宙存在が形態の神霊の意志のもとに構造化されているのが見通せるようになる。
その形態原理の直感は人間の社会の構造にも及んでいる。
地球の国家間には国境という枠組み同士の境界線があり、人間の肉体の各部位にも輪郭という外的な境界があるように、あらゆる被造物には個別に存在を確認することのできる識別のための線引きが外側に見ることができる。
同時にすべての存在物には中心があるが、その中心が須らく内部にあることから物理的に中心という概念を境界とすることはできないこととなっているのだが、私たち人間をはじめ、宇宙の天体同士の秩序は中心と中心が阻害し合わないための関係を構造としている。
その形態の神霊のロゴスの本質が人間への自我の付与が可能になるための過程にある。
原初の地球であるポラール紀では意志の熱が作用する土星紀のロゴスが地球紀に継承される過程を通過していた際に、古い土星紀では熱に自我を反射させることによる物質体の萌芽という形態構造だけを人間に提供するだけに留まるも、この地球紀の土星段階では非空間存在であった物質体に太陽紀のエーテル素材と月紀までのアストラル素材を取り入れて運動性のある形態構造を準備し、ポラール紀の最終段階で初めて地球紀の宇宙が物質的な形のための原型が用意される。
この地球紀の土星段階の人間の肉体も同様で物質体の萌芽から原型として個別の熱形態が整う。
これはいわば、地球紀特有の初の物質宇宙の素材である鉱物という最底辺の次元の中にあらゆる霊的存在を含めようとした際の、個体差のための種別的にして個別的な調整を神霊たちの人格かつ権能に応じた構造がサイズや形態に性質となるよう宇宙の背後で進行していた段階だと思っていい。
その調整の中での主役が地球紀の人間段階である私たちだった。
地球紀の太陽紀では宇宙に生命ある存在を形態化できる構造が用意される。
この段階での宇宙は物質宇宙の原型という鋳型に生命存在であるエーテルが神霊たちの記憶を伴うことが持続させられるための秩序として注がれていく。
その過程で物質の原型状態の宇宙を満たしていたエーテル天体である太陽と地球が切り離されることによって、神的領域である太陽とそうではない宇宙領域としての地球という天地の関係が対照となって、地球秩序の構造は物質の原型段階だったものが具現化されることとなって初めて地球という天体がエーテル形態として宇宙に出現するに至る。
当然地球紀の人類もまだエーテル体を自我の住処とし、地球のまだ固形化する以前の段階であるエデンと呼ばれていた頃の住人として、決して損なわれることのない永遠の生命であるエーテル体の種別化と個別化が進行する地球構造の行く末を、死もなく生もなく葛藤もない楽園のような時代を過ごした人類の段階をヒュペルボレアス紀と創世記も教えている。
しかし、地球の中の月の作用が強まるにつれてエデン的な領域は次々と地球を離れていくこととなる。
月紀の魂が地球紀の宇宙で活動できるための段階の過程で地球は著しくアストラル性を強める。
アストラル性を強めるとは宇宙秩序であり続けるにあたっての葛藤を意味する。
当時葛藤を強いられていたのは他ならぬ形態霊エクスシアイのエロヒムたちだった。
地球紀の形態の神霊には大まかに二つの方向に分岐していた。
一つが太陽から働きかけるナメクジとしての方向性に進んだエロヒムたち。
そして、もう一方が地球という殻の側にと留まったエロヒムのひと柱であるヤハウェ一族だった。
多くの形態霊が太陽段階において人間の完成形である、「神々の似姿」としての原型をエーテル体に形態化させることができたことから地球を離れていったことを境に、地球は月のアストラル体の方が圧倒的に優位な宇宙状態になっていく。
その宇宙的な魂の移行を観察する存在にヤハウェが選ばれ、彼らは月の神として地球の形態がエーテル状態からアストラル状態へと変容していく過程で、神々のロゴスである予定調和を阻害する逸脱の神々と対峙する。
そうして現れたのが現在の地球の衛星としての月だ。




