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ステファニーの矜持  作者: 和霞


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3

私もいよいよ学園に受験できる年になり、両親に願い出た。

このまま、ダラダラ王妃教育代わりの、王子の尻拭い執務で日々を過ごしたくない。

両親には二つ返事で了承され、宰相の父は、国王に脅しながら、上手く話してくれたらしい。

お父様、家族以外には、かなりヤバイ顔があるからね。感謝。


王妃教育や押し付けられていた雑務もしばらくお休みになり、これから3ヶ月受験モードですわよっ。

日々は過ぎ、さっくり合格してしまいました。

やるね。私。

来春から、王都の学園生活だわ〜。



春になり、入学式当日。

嫌々、我公爵邸に迎えにきたフォスター王子。

国王や王妃に言われて、しぶしぶ来たらしい。

気分悪っ。

そんなエスコートいらね〜って、言えたらなぁ。


面倒なエスコートは、学園の講堂についたら義務は果たしたとばかり、あっさり解除。

やった〜。すっきり。


フォスター王子とは、4学年も上。2年後には、卒業していなくなる。

1年生の私は、そんなお兄様お姉様の世界とはかかわり合いたくないしね。

校舎も違うし。さらば。



学園生活は、それはそれは楽しかった。

キャンベル王子も同級生で、1学年上のユング王子も、フォスター王子の尻拭い同盟として意気投合。

宰相のお父様が頑張り、私達3人尻拭い同盟は学園の規約に基づき、学生の時は政務から手を引かせる事になった。

手を引かせないならば、王族の卒入学のそれぞれの試験免除の権利も使わせないぞと脅したそうだ。

卒業試験は形式的で、よっぽどでなければ合格できるんだけれど。

よっぽどのフォスター皇子、一生卒業できなくなっちゃうもんねぇ。


政務を手伝わされていた3人が手伝わなくなり、宮殿は大変らしいけれど、おかしくない?

絶対、手伝わん。

王子達はそれぞれ直轄の執務はあるのだけれど、それはそれ。

どうぞご自由に。


この機会に、側近達大人も鍛えなおすがいい。

見目麗しい3人が廊下で集まって極上の笑みを浮かべいると、周りがホゥと、感嘆をついて見つめていた。



私は、たくさんの御令嬢と仲良くしてもらっている。

学園は身分関係なく生活する場である。

とはいえ、最初は身分と見目で、ちょっと様子見された気配はしたけれどね。

でもね。基本精神は日本の一般人。誰でもウェルカム。

むしろ、お願いしてでも友達になってほしい。

今しか、チャンスはない。社交にでたら、また、ややこしいしがらみが絡みついてくる。


そりゃ、嫌なこと言う人もいるけれど。いろいろな人がいるけれど。たまに鋭い刃で心を抉ってくる人がいるけれど。

それが、学園。人の数だけ思いがある。

その人とは、距離おいて、関わり薄くふんわり関係でいればいい。


ただ、しんどすぎるならば逃げる事。

やる人は止まらない。なぜだか平気で毎日のように軽犯罪を繰り返す。

周りも麻痺し笑って狂っている。

どうしてか、この世界だけは狂人には太刀打ちできないんだよ。残念ながら。

なぜか、軽い呼称で片付けられる。


悔しいけれど、この小さな世界以外にも、たくさんの世界がある。

逃げて生きる。それも勝ち筋なのよ。


御令息方々はね。

大抵は、私の身分や王子の婚約者、そして、最高学年に下の兄がいる事で、面倒な事は、ざっくり解決。

話しかけてくれる人は、もちろん仲良く。

事上磨錬でございます。

 

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