表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステファニーの矜持  作者: 和霞


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/5

2

通いでの王太子妃教育が始まったが、早々にクリア。

馬鹿にするんじゃない。

天才。そうじゃない。

前世も、幼児期も、めちゃくちゃ努力してきたんだ。

全く私の意思のない、王命の結婚には納得はできないが、この世界の貴族あるあるならば受け入れてやる。

フォスター王子が頑張ってくれるならば、知識フル回転して、国の安寧のため、王子を支え頑張るわっ。



…決意虚しく、フォスター王子は、思った以上の上をいくポンコツだった。


王太子妃教育が始まって1年。

フォスター王子に2週間に1回は、なんらかの形で面会時間がある。

だけれど、ご自身の自己肯定話を恍惚とし、私が声を発する前に、さっさと終わりを告げ、義務は果たしたとばかりに部屋を出ていく。

会話って言葉、知らんのかい。


そのうち、その義務さえもしなくなる。

チラホラと王宮で働く侍女に手を出しているなど噂も聞く。

王宮の王族の周りにいる侍女は貴族の娘であり、箔をつけ良いご縁を掴むため行儀見習いにきてるんよ。

そんな侍女達に手を出しやがりまくって。

どうなるかは知らんのよ。



やっと、私が楽しみにしている歳が近づいてきた。

いくつか学園があるうちの、最高の教育機関である、王都のロエロフ学園の入学査定の日が迫っているの。

王国中の貴族子息子女が幼少の頃から家庭教師をつけ厳しい教育を受け、9歳になる年度の建国記念日に受験日がある。

その年の高い成績を収めた者だけ90名が、半年後の10歳になる年度に入学できる。

その期間は、たとえ家の執務だとしても、自分の名のもとに執行するもの以外は行えない。

卒業する事が、家名の大きな誉れとなる。

教育期間は6年間。


王族は全員、無試験で入学が認められている。

しかも、どんなにできなくても1名にカウントされてしまう。解せぬ。

まぁ、遥か昔の学園創立の意味合いが、皇子が王になった御世での人脈作り。

側近になる人や優秀な人の見極めの場というから仕方ないのか?

現在は最高峰の教師がおり、意欲を持ち切磋琢磨して国を牽引する学生が、学ぶために目指して入学してくる。

過去との意義が変わっておりますが、権力ある人が権利を自ら手放さないか。


特権入学でも王国なんだから仕方ないのよ。飲み込もう。

たださ。皇族の生活は国民の税金で賄われているでしょ。

その血税で、何不自由なく、いやいや失礼。豪華絢爛、順風満帆に何不自由なく以上の暮しているんだよね。

それならば、努力して良識ある王になる義務があるんじゃない?

努力があればいいんよ。

普通に真っ当にしてくれたら、周りが支えるのよ。


それなのに、フォスター王子の勉強嫌いは、酷すぎる。

また、フォスター王子の周りにいるご子息がね。

長子だから、楽して家紋が継げると思っている方々ばかり。

入試でその他諸々と縁が切れると思ってたら、1人合格してしまったよ。

腐っても公爵家。おぅぅ。

フォスター王子を甘やかして、ますます堕落させている。



学園では国の中枢にたる人物か、所々に監視員がおり諜報機関に報告されているらしい。

あんまりアホな事をしていたら、後々知らんよ。

良識ある同世代の貴族は、やんわりと、第二王子のユング王子や第三王子のキャンベル王子を支持している。

市井でも、このお二人の支持が高いそうだ。


フォスター王子曰く、私が図々しくも執務をやりたがるから、やる気が出ない?

ユング王子や、キャンベル王子が執務が好きそうだから、雑務を任せたらいい?

キャンベル王子は私と同い年なのに、フォスター王子が理解できない王国法も覚え把握している。


王は讃えられ、雑務など面倒な事に手を出したくないなど。

何もせず、感謝も忘れ、ほざいているフォスター王子を、これからずっと、支え続けないといけないかと思うと、自分の人生はなんだろうと考えてしまう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ