第22話 俺の『色』
なんか最近会話が多い...。なんで?
まあ、話させた方が楽だからなんですけどね。
(つまりサボってるんだな?)
伝説の1週間(3/7)
明日からステップ2か。
今の俺なら楽々クリアできそうだな。
.....あれ、そういえば...。
俺はふと気がついたことがあり、右手をひらっと挙げて3人(神)に質問する。
「あのさ、俺ってまだ神力.........
んー?みんなどした?そんな驚いた顔して?」
なんか俺が話し出したらみんな信じられない顔をして凝視してくるんだが、俺なんか変なこと言ったか?
「いや、葉ちゃん...?なんで手が動かせるの...!?」
「んぇ?..........あ、ほんとだ。って、えぇぇぇ!?!?
なんで!?なんで動かせるの、俺の手!?」
「いやいやいや!僕が聞きたいよ!なんで!?なんで動いてんの!?僕があんな粉々にしちゃったのに!」
「ありえない、翠少年の損傷はたった3日如きで治るような状態では無いぞ...!」
「うむ、翠川君の容態は我々のような存在でも何もなしでは3日なんかじゃ治らんほどじゃった。
...!これは、赫よお主、翠川君の右手にも強化をかけておるな?」
「え、えぇ。利き手を少しでも先に治そうと思い、掛けましたが、声が出すための分で翠少年が耐えられる量の殆どを使ったので、ほんの少しだけですよ?」
「ふむ...。翠川君。
すまないが、右手以外は動かせるのか?」
「やってみますね。.......い"っっった"ぁぁぁ!!!!
....気絶しそうなくらい痛いですけど、動きはしますね。」
「そうか。痛かったろうに、すまないな。
...赫よ、翠川君の声関連の強化を止めて、体の他のところに回してあげなさい。」
「えぇ?
そしたら葉ちゃんまた喋れなくなっちゃうじゃん!!」
「ご安心くだされ、若様。儂の考えが正しければ、翠川君はもう強化無しでも話すことができます。」
先生ぇ!
そんな無茶な、俺の手が動いたのはたまたまですってぇー!
あぁ、温かいのが消えていくのが分かる。ヴェル師匠の強化が俺の首周りから消えて行っているんだ...。
...声が出なかったら戻してもらいますからね?
「...あーーー。ほらやっぱり出な...あれ?声、出てる。」
「やはりか...!
儂がこの星に来た時、今にも命が尽きそうな翠川君が、今よりも強く掛けられていたとはいえ、たった数十分の間強化を掛けられていただけで目を覚ましただろう?
そこで翠川君は強い回復力を持っているのではないかと思っておったのじゃ。」
「しかしそんなこと、ありえません...!
それほどの回復力なんて!ワタシは何度も部下を治してきましたが、ここまでの回復力は中級神でもそうそういません。つまり、中級神よりも高い回復力を持つニンゲンがいるというのですか!?」
「翠川君は神力に目覚めた時点でニンゲンの域を出かけておる。それに、赫の部下ということは赤系の者が大半であろう?儂の見立てが正しければ、翠川君の色はおそらく...「待って!」
「ねぇ、鴉羽。鴉羽は葉ちゃんの色をもしかして『緑』系だ、って思ってる?」
「えぇ、そうですが、若様は違うお考えで?」
「僕も最初は思ってたよ?でもさ、考えて見てよ【翠川葉】だよ?こんな緑緑しい名前で、どストレートに緑系が来ると思う?僕はそこがずっと引っかかってるんだよね。」
「いやいや、若様。わしも確かにそこで立ち止まりましたが、作者はきちんと締まっている頭のネジを探す方が難しいほど、頭のネジが緩みきっていますぞ?ならば、有り得なくは無いかと。」
「そんなことはわかってるけど!でも、僕や、ヴェルメーリョ、鴉羽に関してはちゃんと足りない頭で翻訳アプ「ちょ、ストップ!ストーーーップ!」
「作者?とか俺にはわかんねぇけどよ(←この子偉い)、お前ら、なんかとんでもない会話をしている気がするぞ?特に、ケセフ。お前、もう飛び越えたラインが遠すぎて見えねぇよ。」
「おっと、これはこれは。」
「えへへ、ちょっと暴走しちゃったね。」
まじで頼むぜ...。(呆)
なんか、俺が恥ずかしくなってきたわ。
「...では、実際に何色か見るまでは暫定『緑』ということにして、翠川君が神力を体外に出せるようになった時に確かめるとしようかの。」
「そうしよう!葉ちゃん、特訓して早くできるようになってね!」
あ、そうだ。特訓で思い出した。
手が動かせた衝撃ですっかり聞こうと思ったことを忘れてた。
「その、特訓なんだけどさ。甲虫(?)はもう殺したのにまだ特訓する理由ってあるの?」
「「あ。」」(ケセフ&ヴェル師匠)
もう今の「あ。」で全部わかったじゃねぇか。
ないんだな?俺の特訓する理由は。
「理由なら大いにあるぞ?
他でもない、翠川君にしか頼めない上に、極めて重要な理由がな。」
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