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百年甲虫〜神々に振り回される青年の地球存亡記〜  作者: はかいこうせんっ★


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第23話 俺の役目

何とか今日中に出せました!伝説は続く!!!

(4/7)

「俺にしかできない役目...?先生、どう考えても俺は力不足だと思うのですが?」


「なぁに、力を求めているわけではない。

...ここでは少し伝えにくい。若様、翠川君と二人で教室(・・)で話してきてもきても良いですかな?

...赫ももう良いよな?」


「僕は構わないよ。」

「動かなければ、問題はないと思います。」


ん?何、教室って?

怖いんだけど、俺怒られないよね?

あとヴェル師匠、「動かなければ」って何?

不安になること言わないでよ...。


「では、翠川君。君は赫の強化(バフ)がなくとも、右手は動かせるのだな?」


「えっと...っ!はい!大丈夫そうです。」

俺が動くか試そうとした時に、ヴェル師匠がちょうど右手に僅かにかかっていた強化(バフ)も外してくれた。

全く問題なさそうだ。


「では、状態はそのままで。儂の手の上に右手を重ねてくれ。」


「え"、転移するんですか?

俺、今の状態で酔っちゃったらどうすることも出来ないんですけど...。」


「いや、転移ではない。また異なる移動方じゃ。

...転移酔いしたとは、練習でもしたのか?」


「いえ、ケセフにアマゾンへ転移してもらった時です。」


「ほう...。それはそれは、

儂が戻ってきてからの予定が決まりましたなぁ。若様?」


「い"や"た"ぁぁぁああああ"あ"!!!!!

葉ちゃん!余計なこと言わないでよ!!!」


「なにか知らんが、自業自得だばーか!」


「...では、翠川君儂と教室へ行くとするかの。」

「..........はい。おてやわらかにお願いします....。」


先生の手に右手を重ねると、視界...というか俺自身がぐにゃんと歪み出して、俺と先生の中心へ向かって渦をまくように吸い込まれていき、思わず目を瞑った。


目を開くと俺と先生は何も無い、真っ暗な空間に浮かんでいた。

先生が手をひらっと上げると、突如俺達の前に、巨大で荘厳な扉(門?)が出現した。

次に先生が軽く扉を引くような動きをする。

それと連動するように、ゴゴゴっと重厚な音を立てながら扉が開く。


扉の向こう側にも真っ暗な空間が広がっていた。

そして、そこにも俺と先生がいた。


なぜ向こう側にも俺達がいるのかのか聞こうとした時、先生がパチンッと指を鳴らした。

その瞬間、俺の見ている視界が、『扉の向こうにいる俺達』の視界になった。


その後、先生は何事もないように扉を閉め、また真っ暗な何もない空間に俺と先生の二人きりになった。

...扉が閉められてから、体の周りから何かがなくなった気がする...。

と思っていると、突然真っ白な壁の俺の部屋ほどの空間が出現し、机と椅子、俺用のベッドがあった。


「先生、俺全く理解が追いついていないのですが...。」


「この空間には制限時間がある。話が終わった時に、時間が残っていたら教えよう。

一先ず、なるべく早くベッドで最も楽な体勢を取りなさい。ここでは赫の強化(バフ)がなくなっている。今はまだ名残で多少うごけるかもしれんが、もうしばらくで動かせないほどの痛みが来るぞ。」


あ、だから扉がしまった時、何かが無くなった感じがしたのか。

やばい、確かにだんだん痛みを感じるようになってきた。


先生の補助ももらいながら、何とか激痛が襲ってくる前に横になる。


「...さて、翠川君。先に結論を言ってしまおう、君にしかできない役目とは『永く生きる』ことじゃ。」


「永く生きる、ですか?そりゃあ長生きはしたいですけど、別に俺以外の誰だって長生きするべきではないですか?それと、特訓が関係あるとは思えないのですが。」


「我々《神》は神力を大量に扱えるものほど長命であることがわかっておる。よって、神力を扱う特訓は是非とも行って欲しい。そして、なぜ君が長生きして欲しいかと言うと、若様が関係しておる。」


なんで俺の長生きがケセフと関係してくるんだ?

俺別にあいつと添い遂げるみたいな願望も、予定も

ひとっつも、これっぽっちもないんだが。


「少し不快に感じるかもしれんが、我々のような星を管理するものたちにとって君たちのような生命体というのは...星という家畜に着いている、ノミやダニのような存在なのだ。それなのに若様は君が殺されそうな時、我を忘れるほど激昂されておったじゃろ?

はっきり言って、これは異常じゃ。

もし、君が寿命か何かで死んでしまった時、若様はどうなる?」


「それは...、殺されそうだったから怒っただけで、

老衰や病気ならさすがに受け入れるのでは無いですか?」


「確かに、その可能性の方が高いだろう。しかし......。

.....翠川君。これから言うことは絶対にどの神にも言うでないぞ?特に若様には絶対に言ってはならん。」


先生は覚悟を決めた顔をして、俺に真剣な面持ちで伝えてくる。

「.....はい、わかりました。約束します。」



「感謝する。

.....若様はな、1度宇宙を崩壊させておるのだ。

君は宇宙の始まりはビッグバンだと習わなかったか?

それは間違いではないが、正しくは宇宙の終わりの爆発であり、始まりの爆発であったのだ。そして、その爆発を起こした者こそが若様である。

生き残ったのは儂と若様のみだが、若様は絶対に覚えておられない。」


え...........。

待ってよ、先生。

それは余りに残酷じゃないですか?

先生が言ったことは俺が死ぬ時、俺の親友の手によってこの世界が終わらせられる可能性があるって言っているんですよ?


俺ひとりに背負わせるのですか?

その重荷を、責任を。

無理、無理だよ。できるわけが無い。



「...........先生...、俺にはできません...。」



めっっっちゃ全身全霊の大ジャンプなら

おならよりも高く飛べると思う方は評価お願いします〜。

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