第21話 俺って才能あるかも、えへっ
伝説の1週間(2/7)
「まぁひとまず、翠少年は神力を『感じる』ことができるようになってきたな。まさか、目では見えない所までもう見えるようになるとはな...!
なかなか、やるなぁ!翠少年。」
「ありがとうございます!調子乗ります!!」
俺これまで特訓でいい成果が出たこと無かったから超嬉しいんだけど!!
「そうだな...。今日は、もう少しこの特訓を続けて、明日はワタシの神力以外でもちゃんと感じることが出来るのか確認してみるとしよう。」
「それはケセフとかで今日みたいな特訓をするってことですか?」
「そういうことだな。」
たしかに、俺がヴェル師匠の神力だけ分かったって可能性があるからほかの神力でも確認するってことか。
じゃあ今のうちにもっと神力を感じ取る感覚を覚えておきたいし、今日は練習を頑張ろう!
俺は今日1日みっちり、神力を感じ取る練習をして、今日の最後には、したから3番目の薄さの神力塊を目を瞑った状態で見つけられた。
次の日。
ヴェル師匠とケセフとあのイケオジ執事が一緒に来た。あ、このイケオジヴェル師匠の師匠なんだっけ?
じゃあイケオジ執事とか言うのは失礼だな....。
早いとこ呼び方を考えなきゃ、
まだ名前も知らないんだけどね。
てか、やばい!ケセフにこれ聞こえてるじゃん!!
「ブフッ!葉ちゃん、イケオ..〈これ以上喋ったらお前ひとりで某テーマパークな(俺の心の声)〉...ごめんっ!なんでもない...!」
ふうっ、危ねぇ〜。
おい、ケセフ。お前がいるからヴェル師匠は進行できないからお前がやれ。
すっごくめんどくさそうな顔をしながら、ケセフは話し始めた。
「おはよー、葉ちゃん。今日は昨日言った通り、僕と、えーっと...☆□△♤、地球での名前決めてよ。」
「そうですな。鴉羽なんて名前だと儂っぽいですかな?」
ここで和がきますか...。渋いっすね。かっこよ。
「いいじゃん!じゃあ改めて、今日は僕と鴉羽の神力もちゃんと『感じる』ことができるのかを確認するよ!やり方は昨日と一緒な方法だから安心してね。」
「あの鴉羽...師匠?はなんて呼べばいいですか?」
「葉様は若様の御親友であらせられるので、なんとでも自由にお呼びくだされ。」
「いやいや、そんな仰々しくしないでください。
じゃあ...先生とお呼びしてもいいですか?」
「もちろんでございます。
...そう呼んでくれるのならば、儂も先生としての態度を取るとしようかの。」
良い!どっかの魔法学校の校長みたいですごく良い!
「よし!葉ちゃんも鴉羽もお互いの呼び方が決まったようだし、そろそろ特訓を始めるよー!」
なんかこいつテンション高いな。
まぁ大体理由はわかるけど...。
どうせ俺に教えれるのが嬉しいとかそんなとこだろ。
お、目を逸らした、当たりっぽいな。
「さ、さぁじゃあ早速僕の神力塊を濃度別に何個か散らばらせるから見つけてね!」
よし、昨日と同じ様にまずは目で見てもわかるくらい濃いヤツを見つけて...。
あった!その後はその玉をよく観察して....。
うっわ、こいつの神力なんか腹立つな、小学生のがきんちょにちょっかいかけられてる時みたいな腹立たさを感じる。でも、絶対に面白いゲームを初めてやる前のワクワク感みたいなものも感じる…。
次に、これと同じ感覚を感じるところがこの部屋に無いかを集中して探す。
そうするとほわほわっと色んなところから徐々に感じてくる。
こんな感じで俺はケセフの神力塊を10個中8個見つけることができた。
続けて鴉羽先生の神力塊も同様に探す。
先生の神力は検索すればなんでも返ってくる某大先生のような頼りになる感じと、何もかもを吸い込んでしまうような深淵を感じた。ちょっと怖かった。
先生の神力塊は10個中5個見つけられた。
これは、その神力にどれだけ触れていたかで見つけられる数が変わってくるものらしいので、初めて見る神力でこれだけ見つけられたのなら、十分だとヴェル師匠が教えてくれた。
「すごいじゃん!葉ちゃん!!神力が目覚めて3日目でここまで出来るはなかなか見込みがあるよ!」
「若様の言う通りじゃ、これはなかなかやりおるわい。」
「うむ、特訓法のステップ1『感じる』は文句なしの合格でいいだろう。」
「ありがとうございます!」
へ、へへっ!俺って才能あるのかも!!
カンガルーの着ぐるみを着て、おしりを叩きながら
「ハイヤーッ!ハイヤーッ!」
って叫んだことがある方は評価をよろしくお願いします〜。




