第2話 葵...お前って...!!
甲虫の説明書いてて、きもすぎて嫌な気持ちになりました。どうしてくれんだよ。(お前が悪いだろ)
なぁ...葵さんや、俺は今何を見ているんだ?
なんだい?それは?
確かに、シルエットは甲虫に近いね...足が10本見えるけどね。角も触手みたいにうねうねしてて、お前の手をビタンビタン叩いてるし...。
あと、その色はなんだい?
なぜ、パッキパキなネオンイエローとショッキングピンクの水玉模様なんだい?
あとちょっとスケルトンなのもやめろよ。
まじでキモすぎる。
あと葵さん、その甲虫(?)を美し過ぎる真顔で握りしめるのやめてね。怖いよ?本当に。
「葉ちゃん。カぶトむしは用意出来てるから、後は僕が逃がすから、葉ちゃんが探すだけだよ。
それとね、実は期間はもう決まってて、2126年の8月17日までなんだ。今日を入れて、あと100年と15日だよ。」
もしかして、俺って国語苦手なのかも。
今、葵の発言はしっかりと聞き取れたのに全っ然理解できないや。
よーし、俺、勉強頑張っちゃうぞー。
「ちなみにね、このカブとムしを期限内に葉ちゃんが探し出して殺さないと、地球は壊れちゃうんだー。ガラガラーって。」
あっはっは。葵が珍しくギャグを言ったからな。
お友達として笑ってあげよう。
でも流石にそのギャグは無理があるぞ葵くん。
現実味が無さすぎる。精進せよ。
「一応言っておくけど、嘘じゃないからね。証拠は、そうだな...これでいいかな?」
突如、葵の背中に作り物とは思えない、
純白の羽が6翼生えた。
えぇー。葵さんまじの神ですやん。
信仰対象ですやん。
そんなん、信じざるを得ませんやん。
「わかった。とりあえず、葵の言っていることを信じる。ただ、3つほど質問がある。」
「うん。いいよ。なんでも聞いて。」
「まず、葵...お前って...めっっっちゃ馬鹿だな。
全てが唐突すぎるし、説明がいい加減過ぎる。」
「葉ちゃん、それ質問になってないよ。
もうちょっとちゃんと国語の勉強しなきゃね。」
綺麗な顔面に渾身の右ストレートをぶち込みたくなった。
コインランドリーの待ち時間に書いているのですが、隣に来たおじいさんが大音量で動画を見始めました。
世界はそれを〇害と呼ぶんだぜっ!!




