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百年甲虫〜神々に振り回される青年の地球存亡記〜  作者: はかいこうせんっ★


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第13話 殺意 ※ヴェルメーリョ視点

今回はヴェルメーリョ視点でお送りしております。

書きたい絵は決まっていたんだけど、

文章でなかなか上手く書けなくて時間かかってしまいました。ヴェルメーリョ視点になったのもそのせいです。

技術がなくて悪かったなっ!(ほんとにな。)

葉ちゃんとケセフがギャアギャア言い争っているところ当たり(ヴェルメーリョがアマゾンに飛んできた瞬間)から始まります。

__________________________________________


奴がいた。

同じ星内であったとしても、ブラジルと対極に位置する日本からやつの神力を感知できたのだ。

ある程度の成長は予想していたが、ここまでとは。


つい3ヶ月前はケセフ様の片手に収まるほどだったのに、今のやつは自動車並の大きさになっているではないか。神力も3ヶ月前とは比べ物にならないほど高まっている。

これは1度、████殿にもお伝えしなくてはならないな。


しまった。ワタシとケセフ様の神力に奴が気がついたようだ。こちらに向かってくる。

ケセフ様も管轄外の生物や神の声は読み取ることができないからな。

ワタシが翠少年とケセフ様に伝えなくては。


「お、おい翠少年。け、ケセフ様...い、言い争いはやめてください。あいつが居ますよ!(頑張って出した小声)」


何とか伝わったようだ。

しかし、ここまで奴が成長してしまっては、

少々翠少年に戦わせるのは酷だな。

少しワタシが翠少年にバフを掛けてやろう。

これなら間接的な干渉なので問題あるまい。

バフをかける前に一応、ケセフ様に確認をとっておくか。


「あ、あのけセフ様、翠少年にワタシの...なっこれは.....!!!!」

「...ヴェルメーリョ。葉ちゃんのそばにいてやって。」

「はっ!」


奴が狙っていたのはワタシ達、神では無かった。

翠少年だけに向けられた純粋且つ強大な『殺意』。

ワタシも『神』として存在しているため、

殺気のこもった強い願いや、ワタシ自身に殺意を向けられることもある。

だが、神であるワタシでさえ危険を感じるほどの凶悪な『殺意』は初めてだ。


ケセフ様も当然、この殺意には気づかれているらしく、翠少年の前に出た。

ワタシは規約上、直接奴に攻撃はできないため、翠少年にバフを施す準備を始めた。


奴はどんどんとスピードを上げ、角を鋭く変形させた。おそらく、やつが今出せる全力での突進をするのだろう。

あれは、ワタシでも防御なしだと少し痛いな...。

確実に翠少年を殺そうとしているのがひしひしと伝わる。

ワタシは翠少年に施そうとしているバフの効果と、構築スピードをさらに上げた。


ワタシが翠少年にこの星と翠少年がギリギリ耐えられる、濃度の神力を込めたバフを付与した。


その直後、ケセフ様の神力が爆発的に上昇した。

...........っ!なんと純度の高い神力だ...!

ここまで神力を放出しているケセフ様を初めて見た。


たしかに、奴はこの星からすれば脅威であるだろうが、せいぜい全力を出して中級神程度。

何故ここまでケセフ様は奴を警戒しているのだ?


......違う。

ケセフ様はやつを警戒しているのではなかった。


ケセフ様は奴が翠少年を殺そうとしていることに、

かつてないほど激昂しているのだ。

前書きで「ほんとにな」ってツッコミ酷くない?

「誰も言ってないだろ」みたいなツッコミは言ってない保証がないから無理だとしても、

「急にどうした」みたいなので良かったじゃん!


(急にどうしたw)


ム、ムキーーーーーーーー!!


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