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状況確認および事実上の戦力外通告

「で、?これはなに?」

僕は自分の首を指してミリアに問う。

「何って、見ればわかる通り首輪だ」

ミリアはあっけらかんと答える。

勿論それは見ればわかる、重要なのは…

「なんで首輪をつけないといけないの?」

「使い魔には、大なり小なり契約の証となるリングをける必要があるのだ。悪魔を呼ぶつもりだったから、悪魔の腕に合わして用意したのだが…コーマには首位しかつけられそうにないな」

「分かった。納得はいかないが理解した。

だから早く帰してくれ」

大好きなオカルトでも、使い魔扱いはごめんだ。

「成る程。確かに私は契約してない使い魔は帰せない、と言った。しかし、契約したところで帰せるとは言ってない」

「つまり?」

「無理だ」

脅迫ではなくて詐欺だった!

「え?なんか帰れる方法ないの?」

「噂では、魔王の七人の部下が持つ宝玉を魔王の台座に捧げれば帰れるらしい」

無理だろー

「ついでにいえば、魔王など存在しない」

「唯一の希望が!」

実力うんぬんの前に存在しなかったよ!魔王!

(ちょっと興味あったのに)

「てことは本当に帰れないの?」

「そうだな」

俺が契約した意味がなくなったじゃないか。

「まぁ、あれだ旅の途中で手がかりくらい探してやる」

旅?そういえば何のために召喚なんかしようと思ったのだろう。その事を聞いてみると…

「そういえばお前は別世界の人間なんだったな」

ミリアいわく、使い魔とは別世界から呼ぶのがスタンダードらしい、サラマンダーだとかシルフだとかの召喚する人が多い種族や高位の悪魔とかは、この世界の事をよく知ってる事が多いから説明がいらないらしく面倒な事も無いが、たまに人間などの珍しい種族が召喚されると説明をうっかり忘れてしまうらしい。というより他に人間が召喚されてしまう事があったんだ…

「召喚の儀式は全ての魔法学校で共通の卒業試験兼

餞別なんだ」

魔法って…覚悟してたけど実際言われると違和感あるよな。

「ふーん、で、旅って?」

普通卒業したら定職に就くだろう。勿論就職先が見つからなかったのかもしれないが、そしたら旅なんてしてる場合じゃないだろう。ならば何か目的があり、さらに食いぶちを稼ぐ当てもあるのだろう。

「自分の限界を見に行く」

「は?」

わけがわからない。

「私は学校で習った全ての魔法をマスターしたのだ」

はぁ。どれくらい凄い事かわからないが凄い事なのだろう。

「普通魔法には向き不向きがあってな。例えば炎魔法が得意な奴は水の魔法が使えないとか」

ゲームとかでよくある設定だな。

「それが全ての魔法がかなり高いレベルで出来てしまったのだ」

そういえば契約の時自分で天才だとか言ってたな。

「属性魔法だけではない。種族固有魔法だとか、一族秘伝の魔法だとかも全て見よう見まねで出来たのだ」

それってもう凄いとかの次元じゃないことになってるような…

「という訳で、学校にいる人間が使える魔法や本に載ってる魔法は全て覚えたから、古代遺跡とかジャングルの奥にある集落とかにしか伝わってない魔法を探しにいく」

「お前そんなに勉強して何するの?」

思わず尋ねる。魔法とひとくくりにすると違和感はないように思えるが、その内容は、

「英語・スマヒリ語・ロシア語・甲骨文字・アフリカの未開拓の地のとある部族のみが使う言語等およそ考えつく全ての言語を現地でマスターする」

とか言っているようなものである。

普通考えることすらしない。それくらい荒唐無稽な話である。

「魔法使いの悲願を達成する」

「悲願?」

「そう。魔法使いで一つの系統の魔法を究めた者は

存在が昇華され人間を越えた生命体となり半精霊になる。そして、すべての魔法を究めると神に及ぶ存在となる、と言われてる。私はその真偽が確かめたいんだ」

ツッコミたいのは山々だが、異世界の理屈なんてわからないから話を先に進めた。

「でもさ、僕は武道とやってたわけでもないし、ぶっちゃけ足引っ張る自信あるよ」

そう僕は体力がない。体力テストでは最下位スレスレだ。というか最下位は骨折して半分しかできなかったから、実質僕が最下位だ。

「問題ない。確かにそのままだとスライムとかにやられそうだが、使い魔は必ず召喚者の苦手系統の魔法が使えるはずだ」

「え、でもおまえって」

苦手系統…無いじゃん……

「………」

「………」

「さて、じゃあ最後に……」

「いやスルーするなよ!」

「大丈夫だ。役目は用意してある。心配するな」

んかは果てしなく不安だな。

「で、頼みなんだが」

「おう、なんだ」

初めての頼まれ事だな、ちょっとワクワクしてきた。

「森を出るから……ネギを外してくれ」

「あ………うん…………」

見切り発車だったため少し設定考えて更新遅れました。

その上今回は説明回なのでギャグ少なめです。

次回はギャグ多めになる予定です。



感想ありがとうございます。

こんな作品でも読んでくださる方がいるのですね。

感想はできるだけ返信いたしますが

なにぶん口下手(文章下手?)なので回りくどかったり、理解できない事もあるかもしれませんが、

どうかご容赦を。

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