2話:これは10点満点じゃないよね?
1話から続けて読んでくださったあなた!
そう、そこのあなたです★
深く感謝いたします!(今なら、幸せになれる壺がオプションでついて……きません★)
はい、またしても前書き長いですね。
怒らないで!帰らないで!
はい、取り乱しました。今回も失礼いたしました。
本編では少しでも、くすっと過ごしていただけますと幸いです。主人公は少々口が悪く、性格もひねくれておりますので、どうか葵が少しずつ言い返していく成長譚としても観察し続けてもらえると面白いかもしれません。
箱山は目の前に差し出された一枚の答案用紙を絶対零度の眼差しで見つめて立ち尽くしていた。
「3点……。
君の脳内に流れる電気信号は、ことごとく正解を避けるように設計されているのかい?
逆にすごいね。
これを評価として加点した教師の絶望的な心情を鑑みると、大変興味深いよ。
……ああ、念のため確認だけど、これは10点満点の小テストではなく、
100点満点の中間テストという理解で合ってるよね?」
堪えきれず、葵は箱山をぐっと睨みつける。
(……相変わらず、こういう時だけ目つきが真剣なのよね。バカにする時だけは全力投球って、それもうただの才能の無駄遣いじゃない)
そして、反撃の狼煙を静かにあげた葵であった。
「先生、視力いくつでしたっけ?
その眼鏡、伊達なら捨てたら?
3点は3点よ。
動かしようのない事実をネチネチと解剖したところで、点数は増えないし私の気分も下がるだけ。今は次回の対策で、最も損のない手段を模索するのが賢明な判断だと思うけど?」
葵が言い返す。
眼鏡のブリッジを指で押し上げ、箱山は冷ややかに微笑んだ。
「……『損のない手段』、か。
葵ちゃん、君は自分の恥を隠すための弁論術だけは一流だね。
その頭の回転を試験で使えば、今頃君の親の顔も少しは晴れやかになっていたかもしれないのに。本当に残念だよ。
君のその無駄に賢い部分が、常に『言い訳』のためにだけ最適化されているのが」
一拍。
「さあ、言い訳の時間は終了。
次はどの問題を『理解したフリ』してやり過ごすつもりだい? 早めに教えてくれないかな。
……僕の時給を回収する作業が、単調で退屈すぎて死にそうなんだ」
この度は第家庭教師コメディを
お読みいただきありがとうございます!明日も12時10分に次話を更新します。
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なお、夜は20時10分に毎日更新している別作品で『告解者』という完全シリアスなサイコサスペンスも書いておりますので、もしよろしければお読みいただけると嬉しいです★




