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第55話 ジャイアントボスの決意

 自衛隊員の誘導で見学者は装甲車に乗り込み避難する。フジミテレビのオサワギレポーターとカメラマンは指示に従わず現場に残り続ける。

 「小堺重工の秘密兵器、人工天使が暴走しています。戦闘ヘリがロケット砲を撃ち込んだーーーーーどうだ効果はあったかーーーーー」

 「だめだ、ダメージがないぞーーーーーああっ、戦闘ヘリが墜落する。止まらないのかーーーーー」

 「危険ですから退去してください。」「構わず、逃げてください。」

 「頼むから、私たちも逃げたいのだから一緒に来てくれ。」「このくらいでは逃げませんよー」「いい加減にしてくれー」

フジミテレビクルーの命知らずに自衛隊員の泣きが入る。そこへ爆音が近づいて来る。小堺重工の輸送ヘリ5機がアーマロイドを運んできたのだ。

 輸送ヘリからアーマロイドが次々と降下していく。アーマロイドは重機関砲を装備している。

 「小堺重工のアーマロイドが現れました。重装備をしている。勝てるのかーーーーー」

人工天使はアーマロイドに襲い掛かる。そして、重機関砲を奪うとアーマロイドに向けて撃ち始める。アーマロイドも負けずに撃ち続ける。

 アーマロイドは次々と数を減らしていく、対して3体の人工天使は弾丸を受けてもめり込んだ弾丸は押し出されてキズも治って行く。すでに自爆装置で空いた穴はふさがっている。


 源次郎たちは家でテレビを見ている。

 「小堺重工は日向のところの会社じゃろ。」「はい、小堺グループの傘下の会社です。」

 「天使の残骸に手を出したんじゃろ。」「愚かなことです。あんなものに手を出して・・・」

 「あの人工天使は止まらんぞ。」「ここは超人協会が動くべきではないかと思います。」

 「さあ、どうじゃろ。」

超人協会本部では、幹部が招集されて会議が始まっていた。ハバカル会長が発言する。

 「小堺のバカどもは、天使の残骸に手を出しおった。」「自衛隊と小堺重工では抑えられないでしょう。動くべきでは・・・」

 「まだ、救援依頼は来ていない。奴らが泣きつてくるまでは様子見だ。」「それでは被害が拡大する恐れがあります。」

 「我々は小堺グループに煮え湯を飲まされている。奴らを助けるのか。」「・・・・・」

ハバカル会長の態度に幹部は黙り込む。ジャイアントボスが発言する。

 「敵対している相手だろうがピンチなら助けるのがヒーローではないですか。このまま放置していいのでしょうか。」

幹部たちから拍手が挙がる。ハバカル会長は鋭い目をして、ジャイアントボスに言う。

 「このままでは、駆逐されるのは君たちヒーローなんだぞ。」「私たちは大丈夫です。人々の生活がある限り必要とされるのですから。」

 「分かった。好きにしたまえ。」「ありがとうございます。」

ジャイアントボスは部屋を出ていく。マカレ秘書はハバカル会長に尋ねる。

 「良いのですか。小堺グループを失墜させる機会なんですよ。」「ヒーローが解決すれば功績は全て我々のものだ。」

ハバカルは内心、ヒーローが負ける恐れがあることを心配していた。

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