第51話 ヒーロー結集
ジャイアントボス、海パンジョージ、ハニートラップが泳いでフローラに近づく。フローラは警戒して言う。
「これ以上近づかないで、さもないと排除しますよ。」「漆黒の魔女よ。私だ。天使と戦った時を思い出してくれ。」
「あなたは・・・名前を忘れました。」「ジャイアントボスだ。私たちを空間魔法でシーサーペントの背中に飛ばしてくれ。」
「源次郎の味方ですか。」「源次郎・・・ああ、赤い雷光の加勢に来たのだ。信じてくれ。」
「いいでしょう。三人とも集まってください。」「ちょっと海パン男、触らないでよ。」「近いのだから仕方ないだろ。」
「仲が悪いようですけど、大丈夫なんですか。」「構わない、やってくれ。」
フローラは空間をシーサーペントの背中の上につなげる。ジャイアントボス、海パンジョージ、ハニートラップはつながった空間に飛び込む。
三人はシーサーペントの背中に取りつく。しかし、シーサーペントは水流を操って水流の膜で体を覆っている。このままでは息が持たない。
海パンジョージが右腕を振ると水流の膜が切れる。息を我慢していた源次郎と日向が深呼吸をする。
「水流は俺にも操れるぜ。」
海パンジョージが自慢げに言う。しかし、みんな、彼を無視してシーサーペントに攻撃を始める。
「ジャイアントボス、海パンジョージ、ハニートラップ、いつの間にかシーサーペントの上にいる。イリュージョンかーーーーー」
「海パンジョージが腕を振るーーーーー切れたーーーーーシーサーペントの水の膜が切れたーーーーー海パンジョージ、技がさえるーーーーー」
「さあ反撃の開始だーーーーー五人のヒーローがパンチを叩きつけるがバラバラだーーーーー連携が取れていないぞーーーーー」
「それぞれがワンマンアーミーなのかーーーーーそれでもシーサーペント首から背中が血まみれだーーーーー痛そうだーーーーー」
「ヨモヤマさん、ヒーローたちはバラバラに戦っているようですがどうでしょう。」「ヒーローたちは連携して戦うことはほとんどありませんから。チーム戦は難しいでしょう。」
「ヒーローはチームを組まないのですか。」「はい、普段は一人で行動し戦っています。」
ジャイアントボスがみんなに声をかける。
「バラバラに攻撃しても効果が薄い。協力するぞ。」「口出すな。さっきは無視したくせに。」
海パンジョージがむくれて言う。さらにハニートラップが油を注ぐ。
「きもい海パンとなんか協力できないわ。」「なに、性格ブスが。」
「言ったわね。この年中裸男が。」「やるか。女でも容赦しないぞ。」
「おおっと海パンジョージとハニートラップが言い争いを始めた。シーサーペントの上だぞ。場所を選ばないのかーーーーー」
「ハニートラップが海パンジョージを平手打ちだーーーーー海パンジョージ、ハニートラップの水着を引っ張る。海パンジョージ、切れたかーーーーー」
「ジャイアントボスが二人を殴る。反抗する海パンジョージにもう一発いったーーーーー」
「赤い雷光が手を止めて見物している。やるきをなくしたかーーーーー御曹司だけがシーサーペントと戦っているーーーーー」
冷静にシーサーペントと戦っていた日向が源次郎に言う。
「フローラさんに近づいていますよ。」「これはいかん。」
暴れ回るシーサーペントはフローラのいる方に向かっていた。




