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第38話 天使襲来3

 ジャイアントボスは、ヘリで源次郎の家に到着する。急いで玄関の引戸を開けて叫ぶ。

 「俺と来てくれ。」

返事はない。というより留守だった。カギがかかっていなかったぞ。いや、カギがないではないか。なんて不用心なんだ。突然、後ろから声をかけられる。

 「大きい兄ちゃんじゃないか。源さんに用事か。」「赤い雷光と御曹司はどこだ。」

 「今はウォーキングに出かけているよ。」「こんな時に散歩とは・・・」

 「まあ、上がって待っていたらええ。」「はい。」

村人はジャイアントボスを源次郎の家に入れるとお茶の用意を始める。この人は何で他人の家でお茶を入れているんだ。ジャイアントボスは疑問に思うが村人は自分の家のようにふるまっている。

 ジャイアントボスと村人は向かい合ってお茶を飲む。いや、こんなことしている場合ではない。

 「すみません。赤い雷光と御曹司を探しに行きたいのですが。」「待っていたらええ。すぐに帰って来るよ。」

源次郎と日向、フローラはジャイアントボスがお茶を飲み終えたころに帰って来る。ジャイアントボスは、日向の姿を見て驚く。

 日向は米俵や野菜などを山のように担いでその重みで足が地面にめり込んでいる。

 「御曹司、何をしている。」「修行です。今日は軽い方ですよ。」

日向が笑顔で答える。ジャイアントボスは、言うべきことを思い出す。

 「赤い雷光よ、不用心だろ。玄関になぜカギがない。」「この村でカギのある家は数軒しかないぞ。あっても使わないがな。」

 「なんて村なんだ。」「お前さんは、そんなことを言いに来たのか。」

 「そうだ。天使退治の指示が出た。赤い雷光と御曹司、来てもらうぞ。」「あれは空にいるだろ。どうやって戦うのだ。」

 「何とかして地面に降りてもらう。」「そうじゃのう。石でも投げるか。」

するとフローラが提案する。

 「私の空間魔法で天使の上に飛ばしてあげるから空中戦をしたら。」「それは良い考えじゃ。お前さんも良いじゃろ。」

 「願ってもないことだそれでいこう。」「僕も行きますよ。」

 「日向、お前さんは地上で留守番じゃ。フローラを守ってくれ。」「僕も戦いたいです。」

 「仕方ないのう。天使が地上に堕ちたら参加すればいい。」「はい、師匠。」

こうして、源次郎たちはヘリで東京に向かう。ヘリは、天使から離れたビルに着陸する。

 「フローラ、ここからやれるかのう。」「もう少し近づいた方が確実です。」

 「では、移動するか。」

源次郎はフローラを背負うとビルから飛び降りる。日向、ジャイアントボスが続く。四人は決戦の場に向かう。

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