これからのこと
のんびりと総本陣に戻ってくるとザントやその配下たちが待っていた。
「待たせたな!」
ザントは笑顔で
「いえいえ、滅相もございません。あなた様のおかげで我が軍の被害をゼロにすることができました!」
「それはよかった。」
「そこで提案なのですが、我々はこれから光の国の第二都市を落とそうと考えています。」
さすがにいきなりそれは無謀すぎる。
「やめておけ。」
少し威圧を放ちながら言った。
このスキル『威圧』はさっき軍を殲滅したときに獲得した。
「それはどういうことですかな?」
「第二都市の防衛力は王都とほぼ同格。さらにあの都市を攻めると国内すべての軍を結集して討伐しに来る。」
かなり驚いた様子をしながら彼は言った。
「そんなバカな。都市一つ程度ですべての軍を結集など現実的ではない。」
「あの都市はそれだけ重要なのだ。」
彼は納得したように策を考えはじめた。
「ならば標的を変えて小さめの都市を狙うとしよう。」
小さめの都市を攻めるならそこまで被害は出ないだろう。
「わかった。なら小都市を落とすところまで手伝おう。」
そう言うとみんなは喚起をあげた。
「ありがとうございます。 とても心強いです!」
「かけ声を僕がかけてもいいか?」
すると彼はこれまで見たこともない笑みを浮かべて
「よろしくお願いします。」
「全軍! 前進!」
『ハァーーーーーーー!』
ゆっくりと前進して小都市にたどり着いた。
もうすでに都市は包囲している。
「都市を無条件で明け渡すというのなら殺しはしない。しかし抵抗するのならばわが軍の全戦力をもって攻撃を行う。どちらがよいか選ぶがいい。」
全く知らない一般兵が都市に向かって叫んでいた。
これならすぐに都市を得るこどができそうだ。
そんなことを考えていると入り口に白旗を持った人が現れた。
「我々は降伏いたします。」
あっさりとかたがついてしまった。
「一瞬で終わってしまいましたな。」
笑いながらザントがはなしかけてきた。
「すまないが僕はここで失礼させてもらうとするよ。」
た
「これからはどうされるおつもりで?」
「とりあえず闇の国に向かおうと思う」
「何かしたいことでもあるのですか?」
不敵な笑みを浮かべて僕は言った。
「光の国を滅ぼしたい」
「そうだったのか。それでは気をつけて行って来るといい。」
「ああ。ありがとう」
そう言って『転移』を発動させた。




