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番外編② 短冊
めっちゃ短くてwww
「なぁなぁ、月華」
とんとん、と優しく僕の肩を叩く星蘭。満面の笑顔で、袖が揺れる。部屋の隅っこには、主に見捨てられた釣り竿が、ぽつんと置かれていた。ゆらり、と揺れる影は『早く片付けてくれ~』と泣き言を漏らしている。
「瑶璃と彗蓮の短冊、見たか?」
「そういえば、見てないかも」
僕たちの短冊を見て、遠慮なく笑っていた二人の顔が脳裏に浮かぶ。再び、イライラさが蘇ってくる感覚に、僕は無意識に額に皺が寄った。
「星蘭は見た?」
「あぁ! それがさぁ~」
お腹を抱えて、笑い声を交えながら、言葉を綴る。細かく揺れる紅い髪までが、一緒になって楽し気に笑っていた。
「彗蓮は『厄介な仕事から解放されますように』で。瑶璃は『彗蓮を口説く事が成功しますように』だった!」
人の事を呑気だと笑っていたくせに、それか。
僕は顔を逸らしながら、手を口に当てて、肩を揺らす。
「っていうか、口説くってどういうことっ、ふはは……!」
きっと、彗蓮の苦労が報われる日は、一生来ないだろう。
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