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2年1組、Go to アナザワルド 〜イチクミ、異世界へ〜  作者: くまの香


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15話 部屋割り

『授業も部活も休むとビンタ案件だよね』


 え、え、そうなんだ? 僕一年の夏休み以降、合唱部はずっとサボってた。

 だって、だってさ、一年の時クラスで仲良くなった……友達が。

 今思うと、仲良くなかったのかな? ただ席が近かっただけ?


 1-4の時の友達、竹田君と和田君。僕は友達って思ってた。


 竹田君達はK−POPアイドルを目指してるんだって。僕、全然わからなかったけど、PTSとかBCGとかいう、歌って踊れるグループになるんだって、言ってた。


 だから学校でもそう言う部に入る予定だったけど、ダンス部は女子ばかりだったし、音楽系だと吹奏楽部か合唱部しかなかったって。


 吹奏楽は県でも有名で賞をいくつも獲っているんだって。だから入部希望者も多くて、楽器が出来て当たり前、かつ入部テストもある。


 それで結局、竹田君達はとりあえず合唱部へ入った。

 合唱部は防音設備の音楽室を使えるから。それに部の人数が少なくて廃部になりそうだったから、自由に出来るって。それで僕も誘われた。


 結局僕は、単なる数合わせだったみたい。ふたりは放課後に別の学校の友人とダンスの集まりに参加するようになって、いつの間にか合唱部は退部しちゃってた。


 僕も辞めようと思ったけど、廃部寸前で悲しそうな部長を見て、辞めれなくなった。

 まぁ、先輩(3年)が卒業して、自分が2年になったタイミングで廃部になるからいいかと思っていた。


 そう思っていたのに辞めちゃダメなんだ。辞めたらタガセンビンタなの?

 ええええ、僕、部員集めとか出来ないよ、それ以前に音痴なんだけど。



「おい、ポチャ次郎! お前はこっちの班、1班だからな」


「え、あ、うん」



 ちょっと意識が別の方へいっちゃってた。


 ええと、部屋割りを運動部と文化部でバランスよく分けるんだっけ?

 イチクミは運動部が多いけど、バランスよく分けられるの? 問題ない? もう決まった?

 速っ!


 今、班ごとに集まってるんだって。あー、せっかく昨日太郎君に部屋のメンバーの名前と特徴を聞いたばかりなのに、また覚えなくちゃ。 


 同じ部屋になった僕以外の5人は巨人かってくらい背が高かった。

 僕が名前を覚えていない事に気がついたのか赤城君が説明をしてくれた。赤城君、良い人。


 赤城君はバレー部で、今年から部長なんだって。

 千谷君は赤城君と一緒のバレー部。千谷君はアタッカー。バレーってよくわからないけどグルグル回って全員がアタックするんじゃないんだ?


 隣の部屋の馬場君がセッターだって。セッター? 何する人だろう。赤城君はオールラウンダーなんだって。

 僕は運動が苦手な上に団体競技になるともうさっぱりだ。小六の時のポートボールも何をしていいのかわからずいつも端っこに立ってた。


 あと、途中で隣の班の人を挟むのやめて。混乱中。ええと、同じ班(部屋)なのは、赤城君と千谷君。馬場君は別の班。

 江崎君はバスケ部。部長ではない? 部長は隣の部屋の百目木君。どの人だっけ?背が高い?みんな背が高いけど?

 って、隣に部屋の話はやめてぇ。


 船橋君は、うちの班で、野球部のピッチャー。ピッチャーと聞いただけでもう近寄りがたい。と思ったら背中からのしかかって来た。

 人懐こい大型犬みたい。


 城之内君は俳優さん。昨日同じ部屋だった。城之内君も部長だっけ?



「そういや、ポチャ次郎は何部だっけ?」


「うっ……」



 合唱部だけど辞める予定です、と言いそうになって止まった。

 タガセンの視線を感じたからだ。部活辞めたらタガセンビンタ……。ううう。



「あの、……しょうぶ」


「ん? 勝負?」


「が、しょ、うぶ」


「合唱部?」

「男子も居たんだ、あそこ」

「合唱ってコンクールで優勝してなかった?」

「いや、あれは学年別のクラス合唱で優勝したとこが、市の主催の何かに出たんじゃなかった?」


「うん。うちの部じゃない。合唱部は人数少ないから……その、そろそろ廃部? しそうな?」



 タガセンに小さくアピールしてみた。僕が辞めるんじゃなくて、部が終わるんですよーと。



 それにしても、昨夜は僕が2班でタガセンと同室だったから、今、1班になってタガセンと部屋が分かれると思ったのに、何でタガセンもこっちに来るんだあああ。

 もしかしてまた一緒の部屋なの?



 日向君は部屋割りを書いた紙を持って来た。


「各部屋に配っとく」



 ありがたい。顔はわからなくても名前は覚えられる。



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新しい部屋割り


1班(男子部屋)

赤城 バレー部

千谷 バレー部

江崎 バスケ部

船橋 野球部

城之内 演劇部

草凪 合唱部

タガセン 担任


2班(男子部屋)

馬場 バレー部

百目木 バスケ部

剛力 陸上部

井伊 サッカー部

日向 理科部

善哉 天文部


3班(女子部屋)

呉崎 バレー部

百野 バレー部

夏原 バスケ部

竜崎 吹奏楽部

漆原 外国語部

梁井 美術部


4班(女子部屋)

羅木 バレー部

大野 バスケ部

ファリタ 卓球部

久遠 ダンス部

鈴山田 美術部

董明 文芸部


----------


 本当だ。運動部と文化部がバランスよく分かれている。

 貰った紙は手書きだった。こっちにコピー機って無いんだろうね。



「ポチャ次郎、それ無くすなよ。部屋に戻ったら壁に貼るからな」


「あ、うん」



 太郎君とは部屋が別れちゃった。ちょっと寂しい。

 部屋割りの紙を見ていてふと思った。



「部活よりも、スキルを書いた方が良かったんじゃない?」


「あー、スキルの班はまた別に作るって言ってたぞ」



 え、そんなにたくさん班が出来ても覚えられないよ。

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